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家庭菜園していると残渣が出てゴミが増えるよな
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野菜の残渣が出るのは仕方ないけど、この残渣を何かに利用できないかしら?
きゅうりやミニトマト、小松菜、ほうれん草、いちご、二十日大根などを栽培してきましたが、毎回問題となるのが収穫が終わった残渣です。
特にきゅうりやミニトマトの場合は、残渣がたくさん出るので燃えるゴミに捨てていました。
※私の住む地域では、燃えるゴミとして出すのがルールです。
家庭菜園をしていると残渣を捨てるだけでゴミ袋が一杯!という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。



大量に出る残渣でゴミ袋が一杯だ!
ただ捨てるだけじゃなくて、何かに利用できればいいのに…
このように何度も思ったことがありました。
そこで調べてみると、残渣を使って土を栄養たっぷりの土づくりに使えることが分かりました。
キエーロを使うことで、これまで捨てていた残渣を肥料に変えることができ、さらに生ごみも同様に肥料に変えることができます。
今回はそのキエーロを実際に作り、使ってみた結果どうだったかをご紹介します。
この記事を読むことで
- ゴミとして捨てていた残渣を堆肥に利用する方法
- 生ごみを堆肥に利用する方法
- キエーロってベランダで使っても大丈夫?
- 変な臭いはする?
- 本当に使える?面倒じゃない?
といった疑問を解決するものになっています。
良かったら最後までご覧ください^^
- 2021年からベランダで家庭菜園を開始!
- ミニトマトを約120個、きゅうりを約60本以上収穫!
- これまでに10種類以上の野菜を栽培した経験あり
【要点だけ知りたい】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!


- キエーロとは、土の微生物によって分解する生ゴミ処理をするもの
- キエーロの利用方法は、土に穴を10~20cm掘り、残渣や生ゴミを埋めるだけ
- 10日~2周間ほどで分解され、土の量は増えない
- キエーロの注意点
- 残渣や生ゴミを土の表面に出さない
- 水を追加する必要なし
キエーロの考え方を応用して、プランターの土にミニトマトの残渣を入れて肥料として活用しました。
その様子をこちらの動画で紹介していますので、良かったらご覧ください。
【残渣を堆肥に!】生ゴミが減るキエーロって何?




あとは、生ごみや残渣を土の中に入れて10日~2週間ほどすると、黒土に含まれる微生物によって分解されます。
微生物が分解しますので、土の量が増えることはありません。
そのため、消滅型コンポストと呼ばれることもあるようです。
このように、残渣や生ごみをゴミとして捨てずに微生物に分解させることでごみを減らすことができます^^
そこで、プランターを活用したミニキエーロを作ります。
公式の作り方はプランターに透明な波板を取り付けるもので、以下のようなものになります。
詳細を知りたい方は、神奈川県横浜市様のHPに詳しい説明がありましたのでそちらをご覧ください。
今回私が作成したものは、透明な波板をしようせず不織布で蓋をするというもの。
私のようにベランダでミニキエーロを利用する方ならこちらの方法でも問題なく、むしろ作りやすいのでおすすめです^^
この作り方なら材料がとてもシンプルになるので、DIYが苦手な方でも作ることができると思います^^


このミニキエーロで残渣を全てたい肥にできましたが、その時に栽培していたきゅうりとミニトマトの記事を以下の記事でまとめています。
ベランダで100本以上のきゅうりを収穫することができたり、120個以上のミニトマトを収穫することができた具体的な栽培方法を紹介しています。






【残渣を堆肥に!】簡易版ミニキエーロの作り方


ベランダでの利用のため雨が直接入ることは少ないため、本来のミニキエーロで利用するはずの波板を使う必要がありません。
波板を使わないので、波板を固定する木材であったり波板と木材を固定するネジなども利用しません。
最初に完成版をご紹介します。
こちらの図のようになります。


ご覧いただいてお分かりのように、プランターに不織布をかぶせているだけになります^^
また不織布を使っているので空気が通るため、土の表面がキチンと乾きます。
この簡易版ミニキエーロでも、問題なく残渣や生ごみを分解してくれます。
作り方と呼べるものではないですが、作り方を紹介しますね^^
キエーロは残渣や生ごみを土に埋めますので、ある程度深くないと使いにくいです。
そのため、以下のような高さのあるプランターを利用するのがおすすめです。
こちらは容量が22Lなので、3回に分けて残渣や生ごみを入れられるだけの大きさがあります。
キエーロでおすすめされているのは、黒土です。
黒土は微生物の温床になりやすい性質があるためキエーロで利用されやすいです。
庭がある方は庭の土でも問題ありませんが、石など土以外のものを含まない土が良いです。
黒土はホームセンターで購入した方が安いですが、重いですのでネット購入するなら以下がおすすめです。
簡易版ミニキエーロのふた的存在の不織布です。
ちょっとした雨が降っても不織布が防いでくれますし、虫も湧きにくくなるのでおすすめです。
試しに使うならダイソーの不織布が安くておすすめですが、ネット購入するなら以下のものがおすすめです。
不織布を利用する場合、不織布が風で飛ばされないように固定する必要があります。
不織布をひもでプランターに肯定すると楽なのでひもを使います。
どんなひもでもよいですが、土に混じる可能性があるのでプラスチックひもより麻ひもがおすすめです。
こちらもダイソーで売っているのでダイソーの麻ひもで十分ですが、ネット購入するならこちらが安くておすすめです。
ちなみにですが、簡易版ミニキエーロの隣に普通のプランターを不織布をかけずにミニキエーロとして利用していますが、虫が湧いたことはありません。
キチンと土の中に残渣や生ごみを埋めることができれば、虫は湧かないのでは?と思っています。
【残渣を堆肥に!】簡易版ミニキエーロの作成コスト


私の作成した簡易版ミニキエーロの作成コストは以下の通りです。
項目 | 個数 | 単価 | 小計 |
---|---|---|---|
プランター22L | 1 | 700円 | 700円 |
黒土18L | 2 | 440円 | 880円 |
不織布 | 1 | 110円 | 110円 |
麻ひも ※持ってるものを使った | - | - | - |
合計 | 1680円 |
公式のミニキエーロは、波板や波板を固定する木材、ネジなどが必要なため意外と作成コストがかかります。
しかし今回の簡易版ミニキエーロなら、約1,700円ほどで作成できます。
※費用の殆どは、プランター代と黒土代です。
今回の作成コストでは黒土を36L購入していますが、18Lだけでも利用できるため最小コストだと1,280円で作成できます。
もし仮にミニキエーロを利用することが面倒だな、と思えば家庭菜園や花壇として使えば問題ありません。
このミニキエーロで残渣を全てたい肥にできましたが、その時に栽培していたきゅうりとミニトマトの記事を以下の記事でまとめています。
ベランダで100本以上のきゅうりを収穫することができたり、120個以上のミニトマトを収穫することができた具体的な栽培方法を紹介しています。






【残渣を堆肥に!】キエーロで分解できるものとは
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キエーロ使うのはいいけど、どんなものを入れられるんだ?
アレコレと入れられないものがあると面倒なんだけど…



普段食べてるものや、家庭菜園の残渣なら殆ど問題なく入れられるよ^^
キエーロが得意とするもの(分解しやすいもの)と、そうでないものをご紹介します。
とても分かりやすい表を神奈川県愛甲郡愛川町様のHPにありましたので、引用させてもらいます。


この一覧表を見ると、私たちが食べているものなら殆どキエーロで分解できると思います^^
まさかの食用油や、カレー、ラーメンもキエーロで分解できるとは驚きですよね。
そして、家庭菜園の残渣も問題なく入れられます。
でも私の経験上、ミニトマトの茎のような太い茎はキエーロに入れても分解されるまでかなり時間がかかるようです。
【残渣を堆肥に!】キエーロって匂いは大丈夫?
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キエーロって匂いはどうなのかしら?
いくら残渣や生ごみを堆肥にできても、クサイのは嫌だわ…



他のコンポストと違って、キエーロは臭くないね。
普通の土の匂いって感じ。
使い方を間違えるとクサイのでちょっとした注意は必要かな。
キエーロのようなコンポストを利用する際に、はじめに気になるのが匂いですよね ^^;
私はアパート暮らしのため、ベランダにキエーロを設置したときにクサイと迷惑なので導入前は本当に大丈夫か心配でした。
普通の土の香りがするだけです。
ただ注意点があり、それを守らないと発酵しているような臭いがしたり、虫が湧いたりします ^^;
その注意点を次でご紹介します。
【残渣を堆肥に!】キエーロで守るべき注意点


キエーロで守るべき注意点は、以下の通りです。
これを守らないと発酵したような臭いがしますし、虫が湧くこともあります。
- 残渣や生ごみは10~20cmほど掘って埋める
- 絶対に残渣や生ごみを土から出ないようにする
→土から出てると臭いが出るし、虫も湧いてくる - 穴を掘って残渣や生ごみを入れたら、土と混ぜる
→土と混ぜることで、微生物が残渣や生ごみを分解しやすくなる - 水を追加する必要はない
→残渣や生ごみの水分だけで分解されるから大丈夫
表面の土がずっと湿っていると虫が湧きやすい
上記注意点は、特別難しいものはないと思います。
土を10~20cm掘って残渣や生ごみを埋めて、2週間ほど経てば分解されて栄養が土に吸収されます。
キエーロの表面の土がずっと湿っている状態だと虫が湧きやすいです。
その場合は、キエーロを日当たりの良い場所に移動させるなどして土表面が乾燥するようにします。
【残渣を堆肥に!】キエーロの分解を早くするには


キエーロの分解を早くするには、2つの方法があります。
それぞれについて詳しく紹介します^^
米ぬかを入れる
もっと早く分解させるためには、残渣や生ごみを土に入れた時に米ぬかを一握り一緒に入れます。
米ぬかは微生物のエサになるので、微生物をたくさん増やすことができます。
そして、微生物の数が増えると残渣や生ごみを早く分解することができるようになります。
早く分解したいからといってたくさん入れすぎると虫が寄ってくるので、入れる量はまぶす程度にします。
2~3日に1度土をかき混ぜる
残渣や生ごみが分解されるのは微生物が分解してくれるからですが、その微生物には大きく分けて2種類に分けられます。
1つ目は、空気を好む好気性微生物によって分解する方法です。2つ目は、空気を嫌う嫌気性微生物によって分解する方法です。
好気性微生物の方が嫌気性微生物よりも分解するスピードが速いです^^
そして、フカフカな土になります!
一方で嫌気性微生物は、空気を嫌うため定期的に土を耕す必要がありません。
ですが、嫌気性微生物が分解すると腐敗してしまいます。
腐敗は雑菌を増やすので病気の元となるので、嫌気性微生物を増やさないことが重要です。
【残渣を堆肥に!】キエーロを使った感想
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実際にキエーロを使ってみて本当に残渣や生ごみを分解できるのか知りたいわ。



一言で言うなら、家庭菜園をされている方には特におすすめしたいね!
キエーロを作り使ってみた感想を以下にまとめました。
- 半信半疑で使ってみたが、臭いは全然なく本当に土の匂いだけ
- 残渣や生ゴミが無くなり、ベランダが綺麗になる
- これまで捨てていたゴミが資源になると知り、楽しくなってくる
- 野菜への水やりの時間にちょっとだけ土を耕すので負担が意外と少ない
私はミニキエーロを使ってみて良かったと思いますし、SDGsが注目される今日ではとても有用だとおもいました。
極端な話だと肥料を購入する量を減らすこともでき、お財布に優しいものだとも言えます。
実際に使ってみた状況をこのようにポストしています。
このように、最初は面倒で続けられないと思っていましたが、意外とできた!というのが正直な感想です^^
来年の家庭菜園に肥料として利用したいと思います。
【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に! まとめ


最後までご覧頂きありがとうございます。
このキエーロをより簡単に、低コストで実現するのが簡易版ミニキエーロです。
家庭菜園をすると、残渣等がかなり発生するのでゴミを減らし、堆肥に活用できるのは画期的なことだと思います。
キエーロでは腐敗臭のようなクサイ臭いや、虫が湧くといったことは以下の注意点を守ればあまりないと思います。
- 半信半疑で使ってみたが、臭いは全然なく本当に土の匂いだけ
- 残渣や生ゴミが無くなり、ベランダが綺麗になる
- これまで捨てていたゴミが資源になると知り、楽しくなってくる
- 野菜への水やりの時間にちょっとだけ土を耕すので負担が意外と少ない
ぜひ、ゴミを減らして堆肥に活用していきましょうね^^
LifeNagiブログでは、他にも家庭菜園の記事を投稿しています。
良かったらご覧くださいね。








それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
コメント一覧 (2件)
コンポストに対して臭いや虫への懸念がありましたが、今回の記事を拝読して驚きました。料理をすると、野菜くずはほぼ必ず出てくるのでキエーロがあると助かりますね。素晴らしい情報をありがとう御座いました!これからも応援しております。
いつもご覧頂きありがとうございます^^
私も始めるまでは臭いや虫が原因でコンポストはできないと思っていました。
でも、キエーロならそういった問題を解決できるのでおすすめですね。
次の記事もご覧頂ければ嬉しいです。