【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓でも二重窓で光熱費を削減!

DIY
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こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。

ここ最近は冬の寒さがとても厳しく、夏も猛暑が続いています >_<

家で快適に暮らすためには、当然エアコンなどの冷暖房機器がフル活動することになります。

そうすると、光熱費がとても高くなり家計に少なくない影響があります。

そこで今回は、電気代を下げ快適に過ごす方法として二重窓を紹介します。

実は以前にも2mと大きい窓で二重窓に挑戦しました。


こちらの記事では、高さが高すぎて二重窓が『たわんでしまう』現象が起き、イメージしたものをつくれませんでした。

しかし今回の二重窓は、木材を使って柱を立て、高さ2mと高い窓でもたわむことのない二重窓を完成させました。

  • 大きい窓の二重窓を作る予定
  • 普通の二重窓よりも見た目を良くしたい
  • 断熱性能を向上させたい

と思っている方にはぜひご覧頂きたい内容になっています。

木材を使うので以前の方法よりも簡単に作れる!というわけではないですが、大きな窓でもたわむことのない強度のある二重窓が作れます。

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【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓で二重窓を作って光熱費を削減! 概要

【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓で二重窓を作って光熱費を削減!
記事のポイント
  • 2m程の高さの二重窓を約20,000円で作成できる
  • 3週間ほど使った感想
    • 冷気を感じることが少なく、朝ヒンヤリすることが少なくなった
    • 暖房が効きやすくなった
    • 二重窓の見た目が良くなり、満足度が上がった
    • 二重窓が重たくなく、女性が使っても苦にならない
  • ポリカーボネートの高さに合わせて、二重窓の枠を調整している
  • 引き戸の二重窓を作成し、レール部分の鴨居・敷居をヒノキ工材で作成
  • 格子部分は、強度を重視して木材を削って組み合わせる


以前二重窓を作成し、2mほどの高さの二重窓をポリカーボネートを使って安価に作成しました。

その際に問題となった、ポリカーボネートが『たわんでしまう問題』を解決したのが本記事の内容です。

具体的にどんな状況だったのかの詳細は、こちらの記事を参照してください。


本記事でこの問題を解決した具体的な方法は、木材を使って枠と引き戸を作り、ガラスの代わりにポリカーボネートを使用する方法です。

この方法により、2mと高い二重窓を作った時でもポリカーボネートがたわむことのない、しっかりとした二重窓を作成できました^^

木材を組み合わせて枠と引き戸を作り、総額 20,367円(木材、消耗品、道具など込み) で完成できました。

DIYで作れば、持ち家だけでなく賃貸でも二重窓を導入することができます。

このしっかりした二重窓を作成したことで以下のメリットを感じることができました。

  • 冷気を感じることが少なく、朝ヒンヤリすることが少なくなった
  • 暖房が効きやすくなった(断熱効率が上がった)
  • 二重窓の見た目が良くなり、満足度が上がった
  • 二重窓が重たくなく、女性が使っても苦にならない


二重窓によって窓際の断熱効果を高めることができたので、冬の暖房だけでなく、夏の冷房の効きにも効果があります。

DIYで作成するにはいくつかの道具や消耗品が必要ですが、作成して良かったと思っています^^

  • 朝、部屋がヒンヤリとして辛い
  • 冬の暖房費を下げたい
  • 夏の冷房を効きやすくしたい
  • 結露を何とかしたい

と思っている方は、ぜひご覧頂きたいです。

【たわまない!】二重窓の全貌

二重窓の大きさ

今回設置した窓の大きさは上図の通り2000mm × 1710mmの大きさです。

一般的なサイズよりも一回り大きなサイズ感です。

作成した完全版の二重窓は以下の画像のものになります。

二重窓全体
二重窓全体
二重窓格子部分
二重窓格子部分
二重窓状上部
二重窓上部
二重窓下部
二重窓下部


今回の二重窓は木材を利用して柱を立て、木材の格子を作成して、その格子にポリカーボネートを張り付けています。

このようにすることで、2mほどある大きな窓でもポリカーボネートがたわむことなく、しっかりとした二重窓を作ることができます^^

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【たわまない!】二重窓を使ってみた感想

りさ
りさ

実際に二重窓を使ってみた感想を聞きたいわね。

期待するほど効果があったのかしら?

なぎ
なぎ

3週間ほど使ってみたけど
・窓からの冷気を感じにくい
・朝のヒンヤリ感が少なくなった
・窓の結露がなくなった
・意外と引き戸が軽いので女性でも扱いやすい

という感じだね。

ひでき
ひでき

意外と効果あるんだな!
それなら、二重窓を頑張って作るのもいいかもしれないな。


二重窓を3週間ほど使ってみた感想としては、以下の通りです。

  • 窓からの冷気を直接感じることが無く、部屋のヒンヤリ感が少なくなった
  • 冷気を感じにくくなったからか、暖房が効きやすくなった
  • 二重窓の見た目が良いため、頑張りを見れるので満足度が上がった
  • 窓の結露がしなくなった
  • 結露がしなくなったので、窓の床部分の劣化が抑えられた

といったことを感じています^^


一方、嫁の反応は以下の通りです。

  • 窓からの冷気を直接感じることが無く、部屋のヒンヤリ感が少なくなった
  • 二重窓が重くないので、女性でも簡単に使える
  • 軽いので、上に持ち上げながらスライドすれば、引き戸としても問題ない

といったものです。


二人で感じるのは、二重窓は窓の冷気を感じにくく、部屋が温かく感じるということです^^

そのため、恐らく二重窓を導入する以前よりも光熱費が下がっていると思います。

【たわまない!】二重窓の材料と費用

今回の二重窓の作成費用は20,367円(木材、消耗品、道具など込み)でした。

約2万円でしっかりした二重窓を作れたのは以外と安くできたのでとても良かったと思います^^

木材や消耗品、道具の各金額の詳細は以下の表を確認してください。

二重窓のガラスに相当する部分はポリカーボネートで作成しましたが、以前二重窓を作成した時のものを流用しました。

何も持っていない状態から始めると、約6,000円ほどプラスになると考えてください。

費用名金額
木材の費用14,950円
消耗品の費用2,386円
道具の費用3,131円
合計20,367円
全体の費用合計
木材名単価個数
プレーナー材 38X64X1820878円54,390円
赤松KDプレーナー材 19x28x29851180円22,360円
赤松KDプレーナー材 19x28x1985780円64,680円
ヒノキ工作材 10x12216円112,376円
ヒノキ工作材 3x1095円2190円
ヒノキ工作材  4x10106円9954円
小計14,950円
木材の費用一覧
消耗品類単価個数
コーススレッド 45mm 780円 1780円
ミニビス20 520円 1520円
木工用ボンド 110円 1110円
6角ボルトM8 130mm 128円2256円
6角ナットM8 10個入り 110円1110円
ワッシャー M8×26×2.3 10個入り 110円1110円
水性ニス 110円2220円
紙やすり #18080円180円
ステンレス金具 100m 2個入り110円2220円
小計2,386円
消耗品の費用一覧
道具類単価個数
木工用ドリル ボアビット15mm600円1600円
シンワ 完全スコヤ1,065円11,065円
Z ライフソークラフト946円1946円
13mm スパナ 110円1110円
紙やすり #180180円
直尺110円1110円
タッカー300円1300円
小計3,131円
道具の費用一覧

木材の詳細
プレーナー材

プレーナー材は、窓の四方に設置する柱です。
このプレーナー材を利用して二重窓の高さを1820mmより一回り大きな高さにします。

こうすることで、ポリカーボネートの高さ1820mmのものでも利用できるようにします。

この方がポリカーボネートの費用が安く済むので経済的です^^

赤松KDプレーナー材

二重窓の格子の部分はこちらの木材を使って作りました。
ある程度強度があるため、長くてもたわむことが無く、軽い素材として選びました。

ヒノキ工作材

引き戸の二重窓にするには、鴨居敷居が必要です。
本来なら木材を削って作りますが、削るのは工具が必要になるので ヒノキ工作材を使って鴨居と敷居を作りました。

鴨居は少し厚みのあるヒノキ工材で作り、外れにくいようにしています。
また二重窓の上部にも設置しています。


厚みが4mmのヒノキ工材を使って敷居を作りました。
調べた限りでは、このくらいの厚みが一般的のようでした。


二重窓の下部に設置するヒノキ工材です。
鴨居より1mm薄いものにすることで滑りを良くしています。
一般的な鴨居を利用する場合も、引き戸には鴨居の厚みより薄くするようです。

消耗品の詳細
コーススレッド

窓の四方に設置するプレーナー材や、格子を作る赤松KDプレーナー材を固定する際に必要なコーススレッド。

気が割れにくいビスを使うと綺麗に仕上げることができます。

ミニビス20

鴨居・敷居として利用するためにヒノキ工材をプレーナー材に固定したり、格子の赤松KDプレーナー材に固定するときにミニビスを利用します。

木工用ボンド

今回は窓の高さを低くしたかったので、プレーナー材を2つ重ねています。
そのプレーナー材を固定する際に木工用ボンドを使用しました。

6角ボルトM8

窓に設置する縦の柱は、突っ張り棒と同じ原理で突っ張って固定します。
その際にアジャスターが必要になります。
今回はアジャスターを自作したので、そのためのボルトになり2本使いました。

6角ナットM8

先に紹介した6角ボルトM8で述べたように、 アジャスターを作るためにナットが必要になります。
今回使ったナットはこちらになり、4つ使いました。

M8ワッシャー

先に紹介した6角ボルトM8で述べたように、アジャスターを作るためにワッシャーが必要になります。
今回使ったワッシャーはこちらになり、4つ使いました。

水性ニス

湿気のある窓際に木材を設置するので、水性ニスでコーティングしました。
私は100均の水性ニスを使いましたが、ちゃんとした水性ニスを使うならこちらがおすすめです。

紙やすり #180

木材の角を滑らかにする際に使用しました。
毛羽立っていると木材とアパートの壁が擦れて傷つきますので、滑らかにしておきましょう。

ステンレス取付金具

プレーナー材をつなぐ際に使用しました。
この取付金具が無いと、横と縦のプレーナー材を固定することができませんので、必ず必要です。

私は100均のものを使いましたが、ちゃんとしたものを使いたい場合はこちらを4個使います。

道具類の詳細
木工用ドリル ボアビット

アジャスターを作る際に6角ボルトを埋めるために使うドリル。
アジャスターを自作しない場合は必要ありません。

完全スコヤ

直角を図る際に必要な完全スコヤ。
これは角を出すための必需品で、今回の二重窓で使った中で使用頻度が多かった道具の1つです。
完全スコヤは買って損はありません。

Z ライフソークラフト

格子部分を削る際に使ったり、木材の長さの微調整に使ったのこぎり。
刃にアサリが無いため、板面に傷が付かず埋木だけを切断できます。
刃の部分がしなるので、ダボでビス穴を埋めた際に綺麗に切ることができます。

13mm スパナ

アジャスターを自作する際に必要なスパナで、M8ナットを締める際に使用します。
私は100均のスパナを使いましたが、ちゃんとしたものはこちらのものになります。

直尺

ビス止めする場所として木材に印をつけたり、格子部分で削る場所を印付けする際に使います。
普通の定規でも代用可能ですが、直尺の方が測りやすく作業時間短縮になります。

タッカー

ポリカーボネートと木材とを固定するために100円ショップで300円で売ってるタッカーを使いました。
ちゃんとしたタッカーだとこちらのものになります。

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【たわまない!】二重窓の作り方(概要編)

高さ2mほどの大きな窓でも『たわまない二重窓』の作り方を紹介します。

一部寸法が記載されてる部分がありますが、作成するときに木材を切ったりして微調整しています。

木材を使った二重窓の作り方の流れ(概要)は以下のようになります。

【完全版】二重窓の作り方の流れ(概要)
  • STEP1
    プレーナー材で二重窓の枠を作る
    プレーナー材で二重窓の枠を作る
    枠の概要

    1) プレーナー材の端材でアジャスターを作る
    2) 枠の上部にプレーナー材を2つ重ねるように木工用ボンドで固定
    3) 2)に鴨居として使えるようにヒノキ工材を取り付ける
    4) 他のプレーナー材1つを敷居として使えるようにヒノキ工材取り付ける
    5) すべてのプレーナー材を水性ニスで塗装
    6) プレーナー材を組み立てる

  • STEP2
    格子部分を作る
    格子部分を作る
    格子部分の概要

    1) 鴨居と接する赤松KDプレーナー材にヒノキ工材を取り付ける
    2) 赤松KDプレーナー材で格子のように重なる部分に印をつけ、のこぎりで削る
    3) 2)で削った赤松KDプレーナー材を組み立て、格子を作る
    4) 敷居と接する赤松KDプレーナー材にヒノキ工材を取り付ける

  • STEP3
    格子部分にポリカーボネートを取り付ける

    1) 格子部分にポリカーボネートをタッカーで固定する

概要はこのようになりますが、詳細を次に紹介していきますね^^

【たわまない!】二重窓の作り方(二重窓の枠詳細編)

1) アジャスターを作成する

自作アジャスター


上図のような自作のアジャスターを作成します。

アジャスターを自作する方が安く二重窓を作ることができます。

ただ、道具を持っていない人や、二重窓の作成を短時間で終わらせたい人はこちらの商品がおすすめです。

アジャスター

こちらのアジャスターは、2×4用と記載されていますが、寸法を見るとほぼプレーナー材と同じ寸法のため使用できます。

アジャスターで有名なラブリコは、寸法が異なるので利用するとはみ出すことに注意してください。

2) 枠の上部にプレーナー材を2つ重ねるように木工用ボンドで固定

2)  枠の上部にプレーナー材を2つ重ねるように木工用ボンドで固定

二重窓の引き戸の高さを1820mmより少し高いくらいにしたいので、プレーナー材を2つ重ねるように木工用ボンドで固定します。

1820mmより少し高いくらいにする理由は、ガラス部分に相当するポリカーボネートの高さが1820mmだからです。

つぎ足すのは大変だと判断して、1820mmの高さのまま利用できるように工夫しています^^

もしポリカーボネートを購入するところから始める場合は、1820mmに拘らず作成するのもありだと思います。

ただ注意点として、1820mmより高くなるとポリカーボネートの値段が高くなってしまいます。

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3) 2)に鴨居として使えるようにヒノキ工材を取り付ける

今回作成する二重窓は、引き戸の二重窓を作ります。

そのため、引き戸に必要な鴨居(上のレール部分)を作ります。

本来なら木材を削って溝を作るのが鴨居の正式な作り方のようですが、削るのは大変なのでヒノキ工材を利用します。

完成形は以下の図のようになります。

DIY_鴨居
鴨居の完成形

敷居として利用するヒノキ工材の幅を確認しながらミニビスで設置します。

ヒノキ工材はプレーナー材の両端と真ん中に設置すれば、ほぼ大丈夫だと思います。

ヒノキ工材は薄い素材なので割れないように注意してください。


プラスドライバーを手回しして設置していくのも良いですが、ビスの量が多いので電動工具を使うのをおすすめします^^

私はこちらの電動ドライバーを使っています。


こちらに付属するビットの中に、ミニビスで使うのにちょうど良いビットがあります。

二重窓はただでさえ作業時間が長くなるので、こういった道具があるのと無いのでは完成までの時間に大きな差が出ます。

4) 他のプレーナー材1つを敷居として使えるようにヒノキ工材取り付ける

先に紹介した鴨居を作る要領で、敷居(下のレール部分)も作ります。

敷居だからと言って特に気を付けることはありません。

5) すべてのプレーナー材を水性ニスで塗装

全てのプレーナー材及び、自作アジャスターを水性ニスで塗装します。

窓際の湿度の高い場所に設置するので痛まないようにするためです。

これをすると耐久性が上がりますし、見た目も良くなるので面倒ですが必ずした方が良い工程です。

私は100均の水性ニスで塗装しましたが、ちゃんとした水性ニスを使いたい場合は、こちらがおすすめです。

 
水性ニスで塗装するときに使う道具はこちらです。

塗装する際には、紙やすりで木材を軽く整えると綺麗に塗装できます。

面倒ならやらなくても良い工程ですが、綺麗に仕上げたい場合は紙やすりで仕上げましょう。

水性ニスで塗装する際に必要なもの

水性ニスを塗装する場合には、刷毛よりもスポンジの方がムラなく塗装しやすいです。

安い刷毛を使うと抜け毛が酷く、塗装のムラが起きやすいです。

安く帰るので1本持っておいて損はないです。


水性ニスを何かの容器にうつしてから、スポンジ等に染み込ませます。

その際に紙皿があると、塗装が終了したときにすぐ捨てることができます。

意外と汚れるので、使い捨ての容器を使った方が楽だと思います。


紙やすりは、プレーナー材の表面を整えて塗装を綺麗に仕上げるために必要です。

プレーナー材はある程度綺麗に表面が整えられた木材ですが、所々粗いので綺麗に塗装したい場合は紙やすりを使ってください。

6) プレーナー材を組み立てる

 6) プレーナー材を組み立てる

プレーナー材を組み立てる際には、まず図の赤丸の部分を繋げます。

つなげる際には、ステンレス取付金具を使います。

表と裏の両方で固定すると、それなりの強度になります。

次に図の灰色のアジャスター部分です。アジャスターで縦のプレーナー材を突っ張ります。

こうすることで、二重窓の枠をしっかり固定することができます。

作業で注意するのは、2人で作業することです。

1人の作業では取り付けが難しかったり、窓枠にプレーナー材を移動させ突っ張るのが大変だったりします。

あまり無理に動かすと、取付金具が歪んでしまい強度に不安が出てしまいますので注意してください。

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【たわまない!】二重窓の作り方(格子詳細編)

1) 鴨居と接する赤松KDプレーナー材にヒノキ工材を取り付ける

プレーナー材に鴨居を作った要領で、赤松KDプレーナー材にも鴨居と同じヒノキ工材を取り付けます。

ここは特に難しいことは無く、赤松KDプレーナー材の長さにそろえたヒノキ工材を取り付けます。

2) 赤松KDプレーナー材で格子のように重なる部分に印をつけ、のこぎりで削る

格子部分を作ります。

赤松KDプレーナー材が重なる部分を削り、キチンと木材が交差できるように加工します。

具体的には、下図のように交差する部分に印をつけ、のこぎりで細かく切れ目を入れます。

のこぎりで切れ目を細かく入れた様子
のこぎりで切れ目を細かく入れた様子
のこぎりで入れた切れ目から削った様子
のこぎりで入れた切れ目から削った様子


このように綺麗に真っすぐ切れ目を入れ続けるのは大変です >_<

そこで、

  1. 真っすぐに切るためのサポーターを作る
  2. 切れ目を入れる深さを一定にするため、ストッパーを付ける

という工夫をしました。


まず、真っすぐに切るためのサポーターを下図のようにして作りました。

自作のサポーター
自作のサポーター
サポーターの作り方
サポーターの作り方


これがあることで、のこぎりがサポーターに張り付くので真っすぐ切れます。

のこぎりが動かせないほど磁力が強いわけではないので、ピタッと張り付いた状態でのこぎりを動かせます。

すると、必然的に真っすぐのこぎりを動かすことになるので、誰でも簡単に真っすぐ切ることができます^^


赤松KDプレーナー材をほぼ真ん中の厚さまで切り込みを何本も入れます。

目視で深さを確認するのも良いですが、大変なのでのこぎりに木材を張り付けて切れる深さを調整しました。

その様子が下図です。

のこぎりに木材を張り付けた様子
のこぎりに木材を張り付けた様子
木材に切れ目を入れてる様子
木材に切れ目を入れてる様子


のこぎりの刃から10mm程の場所にマスキングテープを貼り、さらに両面テープを貼って木材を張り付けています。

こうすると、刃から10mmより深く切ることができなくなり、深さ調整が不要になるので楽です^^

またマスキングテープをのこぎりに張らないと両面テープを直接貼るので、切り終わってはがす際にのこぎりが粘着のペタペタが残ってしまいます >_<


のこぎりで切り込みを入れたら、マイナスドライバーかカッターを使って切り込み部分を削ります。

マイナスドライバーを使うと簡単に取れますが、カッターでもできなくはないです。

実際やってみると下図のようになり、結構簡単に木材を削ることができます。

木材に切れ目を粗い入れていた場合は、ここの作業がしにくいので、もし作業がしにくかったら切れ目をもう少し細かく入れてみてください。

木材を削る様子
木材を削る様子
木材を削った完成形
木材を削った完成形

3) 2)で削った赤松KDプレーナー材を組み立て、格子を作る

格子の完成形
格子の完成形

頑張って削った赤松KDプレーナー材を組み立て、格子を作ります。

格子の完成形はこちらです。

格子の横の支えを3本で作っています。

細かくするほど強度が増しますが、2m程の高さの場合は3本あれば強度は問題ないかと思います。

実際に使っていますが、木材がたわんだり、揺れたりなど強度に不安を感じることはありませんでした。


この格子を作るには、まず枠を作り、次に格子を作ります。

その具体的な手順は以下のようになります。

格子作成の手順
  • STEP1
    枠を作る
    枠の作成の様子
    枠の作成の様子

    鴨居と敷居に接する木材と、縦に伸びる木材を固定します。

    このとき、四隅の木材は直角になるように固定します。

    直角を出すために、完全スコヤがあると簡単に調整できます。

    このときに、完全スコヤを買っててよかったと本当に思いました^^

  • STEP2
    敷居・鴨居に接する木材にヒノキ工材を設置

    敷居や鴨居に接する木材にヒノキ工材を設置してレール部分を作ります。

    作成の様子はこのような感じです。

    敷居に接する部分
    敷居に接する部分
    鴨居に接する部分
    鴨居に接する部分


    ヒノキ工材を固定するには、ミニビスを使って固定します。

     
    このヒノキ工材を固定するときは、手回しでの作業は時間がかかるので電動ドライバーがあるとかなりの時間を短縮できますし、疲労感も少ないです。

    こちらの付属ビットは、ミニビスにピッタリのものが付属するので便利です。

  • STEP3
    格子部分を取り付ける(完成)
    格子部分を取り付ける(完成)
    格子部分を取り付ける(完成)

    格子部分を取り付けます。

    縦に伸びる中央の木材に切れ目があるので、その切れ目に沿って木材を設置していきます。

    このときも、木材同士が直角になっているかを確認しながら固定していきます。

    このときも完全スコヤを使って直角を出していきます。

格子部分にポリカーボネートを取り付ける

ポリカーボネート設置位置
ポリカーボネート設置位置

いよいよ格子部分にポリカーボネートを取り付けます。

取り付け方は、図のように格子部分にポリカーボネートを仮置きし、位置を調整します。

図の水色の部分がポリカーボネートの位置です。

位置調整したら、マスキングテープで仮止めします。

これをしないと、固定作業中にポリカーボネートがずれていきますので、面倒でも仮止めした方が結果的に早く完成します。


ポリカーボネートと木材とを固定するために100円ショップで300円で売ってるタッカーを使いました。

ちゃんとしたタッカーだとこちらのものになります。


このタッカーでポリカーボネートと木材を固定している様子は以下の図のようになります。

タッカーで固定した部分
タッカーで固定した部分
固定作業完了後の様子
固定作業完了後の様子


タッカーを使用するときのポイントは、ポリカーボネートにしっかりとタッカーを押し付けてから針を打ち込むことです。

軽くタッカーをポリカーボネートに乗せている状態から針を打ち込んでもしっかり固定できません。

針をポリカーボネートに食い込ませるようにして打ち込んでください。

そうすると、ポリカーボネートと木材がしっかり固定されます。


また地面に近いところのポリカーボネートと木材は細かく固定してください。

完成した二重窓を3週間ほど使用していますが、地面に近いポリカーボネートと木材の接合部分から空気が少しもれることがあります。

そのため、もっと細かくタッカーで固定した方が良かったなという印象です。


これで、完成した格子を枠にはめたら完成です!^^

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【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓でも二重窓を作って光熱費を削減! まとめ

【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓でも二重窓を作って光熱費を削減! まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は、以前作成した二重窓を改善するたわまない二重窓を作成しました。

高さが2mほどあると、ポリカーボネートがたわんでしまい、二重窓として期待する効果は得られませんでした。

その対策として、木材を使って枠と格子を作り、たわまないしっかりとした二重窓を完成させました。

今回の費用は、 20,367円(木材、消耗品、道具など込み) とかなり費用を抑えることができました。

ポリカーボネート持っていない方は、プラス6,000円ほどになるとお考え下さい。


しっかりとした二重窓を作れば、冬でも温かな部屋で過ごすことができます。

また、二重窓は部屋の断熱効果を高めることができるので、夏のエアコンの効きを高め冷えやすい部屋にすることもできます。

二重窓の断熱効果については、こちらの記事で紹介しています。


日々の光熱費を削減狙うためにもDIYで二重窓制作はやって損はないと思います^^

最後に私が購入したものの一覧を載せておきますので、確認してみてください。

それでは、なぎ(@lifenagi)でした。

木材の詳細
プレーナー材

プレーナー材は、窓の四方に設置する柱です。
このプレーナー材を利用して二重窓の高さを1820mmより一回り大きな高さにします。

こうすることで、ポリカーボネートの高さ1820mmのものでも利用できるようにします。

この方がポリカーボネートの費用が安く済むので経済的です^^

赤松KDプレーナー材

二重窓の格子の部分はこちらの木材を使って作りました。
ある程度強度があるため、長くてもたわむことが無く、軽い素材として選びました。

ヒノキ工作材

引き戸の二重窓にするには、鴨居敷居が必要です。
本来なら木材を削って作りますが、削るのは工具が必要になるので ヒノキ工作材を使って鴨居と敷居を作りました。

鴨居は少し厚みのあるヒノキ工材で作り、外れにくいようにしています。
また二重窓の上部にも設置しています。


厚みが4mmのヒノキ工材を使って敷居を作りました。
調べた限りでは、このくらいの厚みが一般的のようでした。


二重窓の下部に設置するヒノキ工材です。
鴨居より1mm薄いものにすることで滑りを良くしています。
一般的な鴨居を利用する場合も、引き戸には鴨居の厚みより薄くするようです。

消耗品の詳細
コーススレッド

窓の四方に設置するプレーナー材や、格子を作る赤松KDプレーナー材を固定する際に必要なコーススレッド。

気が割れにくいビスを使うと綺麗に仕上げることができます。

ミニビス20

鴨居・敷居として利用するためにヒノキ工材をプレーナー材に固定したり、格子の赤松KDプレーナー材に固定するときにミニビスを利用します。

木工用ボンド

今回は窓の高さを低くしたかったので、プレーナー材を2つ重ねています。
そのプレーナー材を固定する際に木工用ボンドを使用しました。

6角ボルトM8

窓に設置する縦の柱は、突っ張り棒と同じ原理で突っ張って固定します。
その際にアジャスターが必要になります。
今回はアジャスターを自作したので、そのためのボルトになり2本使いました。

6角ナットM8

先に紹介した6角ボルトM8で述べたように、 アジャスターを作るためにナットが必要になります。
今回使ったナットはこちらになり、4つ使いました。

M8ワッシャー

先に紹介した6角ボルトM8で述べたように、アジャスターを作るためにワッシャーが必要になります。
今回使ったワッシャーはこちらになり、4つ使いました。

水性ニス

湿気のある窓際に木材を設置するので、水性ニスでコーティングしました。
私は100均の水性ニスを使いましたが、ちゃんとした水性ニスを使うならこちらがおすすめです。

紙やすり #180

木材の角を滑らかにする際に使用しました。
毛羽立っていると木材とアパートの壁が擦れて傷つきますので、滑らかにしておきましょう。

ステンレス取付金具

プレーナー材をつなぐ際に使用しました。
この取付金具が無いと、横と縦のプレーナー材を固定することができませんので、必ず必要です。

私は100均のものを使いましたが、ちゃんとしたものを使いたい場合はこちらを4個使います。

道具類の詳細
木工用ドリル ボアビット

アジャスターを作る際に6角ボルトを埋めるために使うドリル。
アジャスターを自作しない場合は必要ありません。

完全スコヤ

直角を図る際に必要な完全スコヤ。
これは角を出すための必需品で、今回の二重窓で使った中で使用頻度が多かった道具の1つです。
完全スコヤは買って損はありません。

Z ライフソークラフト

格子部分を削る際に使ったり、木材の長さの微調整に使ったのこぎり。
刃にアサリが無いため、板面に傷が付かず埋木だけを切断できます。
刃の部分がしなるので、ダボでビス穴を埋めた際に綺麗に切ることができます。

13mm スパナ

アジャスターを自作する際に必要なスパナで、M8ナットを締める際に使用します。
私は100均のスパナを使いましたが、ちゃんとしたものはこちらのものになります。

直尺

ビス止めする場所として木材に印をつけたり、格子部分で削る場所を印付けする際に使います。
普通の定規でも代用可能ですが、直尺の方が測りやすく作業時間短縮になります。

タッカー

ポリカーボネートと木材とを固定するために100円ショップで300円で売ってるタッカーを使いました。
ちゃんとしたタッカーだとこちらのものになります。