【要注意!】DIYで高さ2mの二重窓を作って分かったこと

DIY
この記事は約12分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
PVアクセスランキング にほんブログ村
りさ
りさ

冬って窓が結露するし、部屋もなかなか温かくならないし…
それに、外の音や部屋の音も気になるわ。
何かいい手ってないのかしら?

ひでき
ひでき

りさ、冬は苦手かい?
そういう悩みを解決するなら、二重窓を作るって手もあるぞ

なぎ
なぎ

二重窓 なら窓の結露対策にもなるし、部屋も寒くなりにくくて、温まりやすくなる。
作り方によるけど、防音効果も期待できるんだ!
今回は二重窓について実際に作ってみたから、それを記事にするね!

こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。

以前の【電気代節約!】冷暖房に有効な二重窓の検討【DIY】の記事では、 二重窓を検討して作るメリットを調べました。

その結果、

二重窓を作った方が冬の暖房だけでなく、冷房にも効果があるため、夏冬の電気代節約につながる!作り方によっては、防音効果も期待できる!

ということがわかり、本格的に二重窓制作に取り掛かることに^^

今回は二重窓を作った結果、作る際に注意すべき点が分かってきたので、二重窓の作成に興味がある方はぜひ読んでもらえたらと思います!

また本記事の反省から、『たわまない二重窓』をこちらの記事で紹介しています。

こちらの記事の内容が二重窓の完成版となりますので、ぜひご覧ください。

また、玄関の寒さが気になるならこちらの記事がおすすめです。

簡単な方法で温かく、結露のしにくい玄関になります^^


今回の記事がおススメの方はこのような方になります。

今回の記事がオススメな方
  • 二重窓を作ろうかと思っている方
  • 夏冬の冷暖房の電気代を節約したいと思っている方
  • 冬の結露を何とかしたいと思っている方
  • 外の音がうるさくて悩んでいる方
  • 部屋の音が外に漏れていることに悩んでいる方
スポンサーリンク

要点だけ知りたい!

要点だけ知りたい!

今回の記事を要点だけ知りたいなら、こちらをご覧ください^^

今回の記事をまとめると
  • 2m前後の二重窓を作る際には、ポリカーボネート板の『たわみ』に注意!
  • 高さが2,000mmを超える 二重窓なら、ポリカーボネート板も2,000mmを超えるものを購入すべき
  • 1m前後の二重窓では特に注意することはなさそう
  • 1,710mm×1,820mmの大きさの二重窓作成には合計で9,478円かかった
  • 賃貸の場合は、現状回復のためマスキングテープが必須

一番の悩みは、『ポリカーボネート板のたわみ』でした^^;

ポリカーボネート板はある程度固い素材ですが、長さが長くなると板がしなってしまい『たわみ』が生まれてしまいます。

この『たわみ』があると、上下のレールに固定しにくく、ポリカーボネート板を滑らせて左右に開けることもできません。

左右にポリカーボネート板を移動させるときにレールから外れてしまうからです…

結局、この『たわみ』を治すには、枠を準備しなければならなく、ちょっと費用が掛かるので現状は保留です^^;

肝心の断熱性能ですが、体感ですが効果があるようです^^

というのも、窓と二重窓の間の空気が部屋の空気よりも冷たく、いい感じに空気で断熱できているようです。

ただ、ポリカーボネート板と側面の壁との間にたわみによる隙間があるので、本来の断熱効果よりも弱くなっているようです^^;

また防音効果についてですが、外の車の音が聞こえにくくなりました!

全く聞こえないわけではないですが、気にならないくらいまで静かになりました^^

隙間がある二重窓となってしまったので、防音効果は期待していなかったのですが、これは嬉しい誤算です!!

もし、枠を準備して改良したなら別途記事にしていきたいと思います!

スポンサーリンク

二重窓の大きさ

今回作成した二重窓の大きさは↑図のように『幅1,710mm×高さ2,000mm』の大きい窓。

部屋とベランダをつなぐ窓のため大きな窓ですね。

二重窓作成の記事は数多くありますが、私の記事と他の方の大きな違いは『二重窓の大きさ』です!

数多くある記事では、

  • 高さが300mm程度のキッチンにある窓
  • お風呂場の窓
  • 高さが1,400mm未満のもの

ばかりで、高さが1,820mmを超える二重窓作成はあまり無いようでした。

りさ
りさ

そうなると、どうやって二重窓を作っていいのか分からないわね。

なぎ
なぎ

そこで今回は高さ2mを超える二重窓を作っていくよ。

以前の記事の通り窓は断熱効果が低く、夏には熱くなりやすく、冬は寒くなりやすいです。

そのため、大きい窓に対して二重窓を作成した方が効果が高いと考えました!

二重窓の材料と費用

二重窓の材料と費用

今回の材料は表の通りで、合計9,478円かかりました^^;

各部品の詳しい説明は、表下の各項目をご覧くださいね。

材料個数単価小計
ポリカーボネート板
910mm×1820mm
1,980円5,940円
光 ガラス戸レール 上部
5mm×1,820mm
2473円946円
光 ガラス戸レール 下部
5mm ×1,820mm
2242円484円
ヒカリ カブセ
4mm×1,820mm
4198円792円
光 ジョイント用ポリカジョイナー
工型 4mm×910mm
2455円910円
マスキングテープ20m1128円128円
強力両面テープ20m1278円278円
合計9,478円
ポリカーボネート板

窓のガラス部分の役割の板。これは、ホームセンターで買った方が安くなる傾向にあります。

ただ、お住まいの地域によっては販売していないので、その際はネットで購入がおススメです^^

ガラス戸レール 上部

ポリカーボネート板を乗せる床のレール部分。

ガラス戸レールもホームセンターの方が安い場合があります。

私の場合はネットの方が安かったですね。

ガラス戸レール 下部

ポリカーボネート板を支えるレール部分(天井側の部分)。

ガラス戸レールもホームセンターの方が安い場合があります。

私の場合はネットの方が安かったですね。

カブセ

カブセは、左右の側面の壁に貼って使います。

ポリカーボネート板が左右の壁に貼ったカブセの中に納まるイメージです。

カブセは、左右の壁とポリカーボネート板との隙間から空気が漏れることを防ぎます。

ジョイント用ポリカジョイナー

高さが2,000mmとなるポリカーボネート板のお値段を調べると、4,000円以上します^^;

ちょっと高すぎるので、高さが1,820mmのポリカーボネート板に足りない分を足すためのジョイント部品がこの部品です。

後ほど詳しく述べますが、ちょっと高い買い物をしても2,000mmを超えるポリカーボネート板を購入するのをおススメします!

マスキングテープと両面テープ

賃貸アパートの場合は、原状回復が必要です。

レールやカブセをそのまま張り付けると、床や壁がはがれる可能性があります。

マスキングテープは壁紙すると、マスキングテープを剥がすだけで原状回復が容易にできます。

マスキングテープは基本的にどれでもいいかと思います。
ただ、1年2年と貼りっぱなしになるので、あまり安すぎるとテープの糊が床や壁にくっついたままになるので、安すぎるのはやめましょう^^;

両面テープ

レールやカブセを張り付けるために使用します。
特に冬場は温度が低くなると粘着力が落ちるので、強力タイプの両面テープを使うのがおススメです^^

二重窓作成の手順

二重窓作成の手順

前提確認

まず、二重窓作成の前提を確認しましょう^^

持ち家の方はこの前提確認は不要となりますので、読み飛ばしてください。

  • 賃貸アパートで二重窓を作成
  • 賃貸のため原状復帰できること
なぎ
なぎ

賃貸アパートで二重窓を作りたい。

なので、原状復帰できるようマスキングテープを活用します!

原状復帰が簡単にできるように壁や床にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを張ったレールやカブセを貼っていきます。

そうすることで、マスキングテープを剥がせば簡単に原状回復ができる、というわけです。

注意したいのが、

  • 長年マスキングテープを張り続けてキチンと剥がせるのか?

という確認はできていないので、自己責任でお願いします。

ただ、両面テープをそのまま直に床や壁に貼るよりは絶対に良いかと思います^^

スポンサーリンク

完成イメージ

画像引用:ビルメンデス様HPより

二重窓の完成イメージは上図のようなものを目指します。

ただ、窓の大きさが全然違うので、もう少し迫力ある感じになります。

結果からお伝えすると、この完成イメージの通りには完成できませんでした

その理由は、ポリカーボネート板の『たわみ』が原因です^^;

ポリカーボネート板の高さが長くなるほど、板自体がたわみ、真っすぐに立たなかったのです >_<

板が真っすぐに立たないと上下のレールにキチンと収まらず、板を動かすとすぐに外れてしまいます。

パッと見は上手くいってそう
意外とたわみ自体はぱっと見わかりにくい
斜めから見ると、ジョイナーで角度がついてるのがわかる
ジョイナーで繋げた部分で変に角度がついてる

動かすことができない二重窓となってしまいました^^;

二重窓としての効果が薄くなりましたが、二重窓が無いよりはあった方が冷暖房の効果が高いと思います^^

たわみを解消するには、ポリカーボネート板を支えるものが必要となり、さらに費用がかかるので現段階では保留の状態です。

↑このたわんでしまった二重窓を木材を使って作り直しました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

1.部品をサイズごとに切断

窓のサイズに全ての部品を裁断します。

  • 上下のガラス戸レール(1,780mmになるように)
  • カブセ(継ぎはぎで2,000mmになるように)
  • ポリカーボネート板(ジョイナーを使って2,000mmになるように)

上下のガラス戸レールやカブセの裁断には、糸鋸(いとのこ)を使って切断しました。

100均でもプラスチック用のこぎりがあるようですが、切るのにコツがいるようです。

私の場合は、家にあった糸鋸を使って切りました^^

2.ポリカーボネート板の結合

ジョイナーを使ってポリカーボネート板をつなぎ合わせます。

費用を安く抑えるためにジョイナーを使いましたが、つなぎ目で板に角度が付いてしまいます。

そうすると、ただせさえ1,820mmの高さでたわみがあるのに、さらにつなぎ目でたわみが大きくなってしまいます >_<

今回は安く抑えるという考えのもと二重窓を作成しているので、今回はこれで良しとします^^

もし可能であれば、ポリカーボネート板の高さが2,000mm以上のものを購入をおすすめします。

そして、ポリカーボネート板を支えれるものを購入し、板を補強することで本当の窓のような出来栄えになりますし、防音効果で非常に効果ができます。

↑上記の問題を解決した二重窓を作成しました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

3.窓にマスキングテープを貼る

窓枠にマスキングテープを床、天井、左右の壁全てに貼ります。

持ち家の方で、直接両面テープを床等に貼る場合は、この手順は不要です。

4.両面テープをレールとカブセに貼る

両面テープをガラス戸レールの上下とカブセに貼ります。

はみ出た両面テープは、ハサミやカッター等で切っておきましょう。

不要な両面テープが残っていると、その部分から剥がれやすくなってしまうからです。

5.レールとカブセを窓枠に貼る

両面テープを付けたガラス戸レールの上下と、カブセをマスキングテープの上に貼っていきます。

賃貸アパートの方は、必ずマスキングテープからはみ出ないように貼りましょう。

ここではみ出でしまうと、床や壁の表面を両面テープが剥がしてしまうことになります。

そうなったら、床や壁紙の張替えが必要になってしまいますので、ご注意ください!

6.ポリカーボネート板をレールにはめ込む(完成)

ここが一番の問題です!!

ポリカーボネート板を張り付けたレール上にはめ込んでいきます。

前述したとおり、ポリカーボネート板がたわんでいますので、私の場合は正しく入りませんでした >_<

レールには載っていますが、高さが合わない、左右の壁と板との隙間がある、といったことがおきました。

この『たわみ』については、要調整が必要ですが、今回はこれで良しとします!

↑上記の問題を解決した二重窓を作成しました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

スポンサーリンク

まとめ:【要注意!】DIYで高さ2mの二重窓を作って分かったこと

最後までご覧頂きありがとうございます^^

以前に二重窓作成を検討して、夏や冬の光熱費削減と、防音効果を狙った二重窓を作成してきました!

結果として、2,000mmの高さを持つ今回の二重窓は、ポリカーボネート板の『たわみ』によって理想とは違ったものとなりました。

しかし、体感ですが断熱工はキチンと働いているようで、今後の光熱費に注目していきたいですね^^

また、防音効果では、外の車の音が気にならないくらいまで静かになったので、良かったかなと思います!

今回の作成費用は9,478円と、業者に依頼するより非常に安く作ることができました。

たわみを解消出来たら、また記事にしたいと思います^^

↑このことを改良した新たな二重窓を作成しました!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

他の寒さ対策として、寒い玄関を温かく、結露のしないものに工夫した記事もおすすめです。

意外と玄関から入る冷気は侮れず、家全体を冷たくしてしまいます。

興味があればぜひご覧ください^^

 
それでは、なぎ(@lifenagi)でした!

コメント

  1. あもん より:

    私も大きなサイズの内窓DIYを検討しています。
    記事参考になりました。

    やはり大きいと左右の補強なしではたわみますよね。
    ただカブセ補強材ってアルミしか売っているのを見たことがありません。
    アルミは熱伝導率が高く、アルミサッシは冬寒く夏熱い日本家屋の元凶とも言われています。

    せっかく内窓を作り断熱化したいのに、補強材にアルミを使うなんて結局意味ないのではと思っていたのですが、記事内で別のカブセ補強材を紹介しており参考になりました。

    お使いのカブセ補強材について質問です。
    こちら使い心地はいかがでしょうか。
    ヒンヤリしてししまいませんか?
    たわみは大丈夫そうですか?

    返信いただければ幸いです。

    • なぎ なぎ より:

      返信が遅くなり申し訳ありません。

      ご覧いただきありがとうございます。
      記事が参考になって良かったです^^

      たわみに関してですが、木材で補強する方法もあるようです。
      「手軽にDIYで!」とはいきませんが、より見た目や機能性を求めるなら
      良いかもしれません。

      さて、ご質問のカブセのヒンヤリ加減ですが、個人的には気になりませんでした。
      多少冷たくなりますが、個人的にはそれほど気にならなかったです。

      次にカブセの「たわみ」についてですが、記事ではカブセを壁に貼り付けて使っています。
      そのため、カブセはたわみません。
      仮にカブセを補強材として使う場合は、カブセ自体がたわんでしまうので高さがある内窓には不向きだと思います。
      カブセをしてもほとんど効果は無いと思います。

テキストのコピーはできません。