家庭菜園を始めたいけどお金はあまりかけたくないわ。
コスパ良く家庭菜園する方法ってないかな?
という要望を叶える栽培方法をご紹介します。
本記事の方法だと、苗を買って育てる場合よりも50%~90%安く野菜や草花を育てられます。
野菜や草花の種類にもよりますが、苗の価格は50円~398円が主流だと思います。
1個の苗でこの金額なので、数種類の苗を買えばあっという間に結構な金額になってしまいます。
安く家庭菜園を始めたい!
そんな時は種から育ててる方法がおすすめです。
大体1袋で500円未満で数十粒~数百粒入っています。
全ての種が発芽するとは限りませんが、1つの苗の金額で数個苗を作れるのでコスパが良いです。
とは言え、種を発芽させて苗を作るには気をつけるポイントがあります。
本記事では家庭菜園をやってきた経験から
- 発芽しにくい種の選別方法
- 種の発芽のさせ方
- 苗の作り方
をご紹介します。
とても簡単でコスパの良い方法だと思いますので、良かったらご覧くださいね^^
【家庭菜園】コスパ良い栽培方法とは
家庭菜園を何年かしていますが、コスパの良い栽培方法とは
- 苗を買わずに
- 種から育てる方法
だと実感しています。
その理由は種から育てた方が安くできるからです。
特にサニーレタスや小松菜、ほうれん草などの葉物野菜は種1袋に数百個の種が入っています。
例えばこちらのトーホク育成さんのサニーレタスの種は1袋に約825個入っています。
株式会社大田種苗様HPより
約825個と言うのは、大田種苗様HPより計算したものです。
20mlで7,500粒なので、3mlだと825個になる計算です!
トーホク育成さんのサニーレタスは高くても300円なので、種代だけ考えると1株あたり約0.37円でできます。
一方で苗を購入すると1株50円~110円程度します。
また種が少ないミニトマトやきゅうりの場合は、種1袋に10個程度で500円いかないくらいです。
その場合だと種代だけで50円程度で苗が作れます。
苗を購入する場合なら1株198~298円程するので、こちらも圧倒的な安さです。
種から育てればコスパ良く家庭菜園ができるね!
と分かって頂けると思います^^
でも、ずっと苗を購入している方にとって
種から育てるのって大変そうだわ…
種を買って発芽させられるか心配だ…
と感じられるかもしれません。
意外と種を発芽させるのは冬以外だと簡単です。
種を発芽させるときのポイントとして
ということを気を付ければ発芽に失敗することは少ないです。
春~秋なら全く発芽しない、ということは無いと思います。
もし冬に苗作りたい!と思っている方は『【家庭菜園】冬の種まき・発芽させる方法とは』をご覧ください。
ミニトマトやきゅうりなど発芽温度が室温よりも高い場合の対処法を紹介しています。
発芽温度が室温以上の野菜の場合、工夫して発芽温度を維持する必要があります。
色んな方法がありますが、私が実践してミニトマトやきゅうりの苗を作った方法を紹介しています。
ポイントさえ掴めば簡単に発芽させられるね。
【家庭菜園】種の発芽率を上げる工夫
種から栽培するとコスパ良く植物を育てることができます。
しかし、単純に種まきするだけでは発芽しない種もあります。
発芽しない理由は様々考えられますが、種自体弱っていて発芽できない種を最初から除いて種まきすると発芽率を上げることができます。
発芽しない種が分かれば、最初から植えたりしないよな。
発芽する種なのか、発芽しない種なのか。
それを種まきする前に分かる方法があります。
その方法が種から根を出させてから植える方法です(以降、発根処理と呼びます)。
この方法なら、種から根が出なければその種は発芽する可能性が極めて低い種だと判別できます。
発根処理のやり方は以下の通りです。
- STEP1発根処理したい種の発芽温度を確認
例えば、私の持っている種できゅうりとミニトマトの発芽温度は25℃~30℃と袋に記載されています。
- STEP2発芽温度で管理方法を変える
発芽温度が室温と同じならSTEP3に進む。
発芽温度が室温よりも高いならSTEP4進む。
- STEP3発芽温度が室温と同じ場合
水にぬらして固く絞ったティッシュペーパーかキッチンペーパーで種を包みます。
その包みをタッパーかジップロックの袋に入れて室内で保管します。
ティッシュペーパーやキッチンペーパーが乾かないように気を付けてください。数日経つと種から白い根が出てくると思います。
後の管理は、次章で紹介する『【家庭菜園】種から発根した後の管理』をご覧ください。 - STEP4発芽温度が室温よりも高い場合
発芽温度が室温よりも高い場合は、種を温める必要があります。
まずはSTEP3の内容と同じように、水で濡らし固く絞ったティッシュペーパーかキッチンペーパーで種を包みます。
そして、チャック付きの袋に入れます。(乾燥対策です)
その後に育苗マットかヨーグルトメーカーを使って保温します。これらの道具を使って発芽温度を維持します。
育苗マットやヨーグルトメーカーの具体的な使い方は『【家庭菜園】冬の種まき・発芽させる方法とは』をご覧ください。
私はヨーグルトメーカーを持っていたのでヨーグルトメーカーを使った方法を実践してミニトマトやきゅうりの苗を作りました。発根処理した種で苗をそだてている様子はこちらのツイートになります。
どちらの道具を使う場合でも、ティッシュペーパーやキッチンペーパーが乾燥しないようにご注意ください。上手くいくと以下の画像のように種から白い根が出ると思います。
後の管理は、次章で紹介する『【家庭菜園】種から発根した後の管理』をご覧ください。
【家庭菜園】種から発根した後の管理
種から発根した場合は、その種を植え付けしていきます。
植え付けするには、3種類の方法があります。
苗を作りたいのか、水耕栽培をしたいのかで分かれます。
苗を作らずにそのままプランターに植え付けるのも当然ありです。
苗を作る場合
苗を作る場合は、ポットに育苗土を入れて発根した苗を植え付けます。
ポットの大きさは3号ポットを使えば問題ありません。
大きめのしっかりとした苗を作りたい場合は4号ポットを使いますが、3号ポットで殆ど大丈夫なはずです。
サニーレタスのように一杯小さな苗を作りたい場合は連結ポットを使うのも手です。
連結ポットはポット1つに土が少量しか入らないため、育苗する日数を少なめにある程度育ったらすぐ植え付ける場合に利用します。
こちらの商品は蓋も付いているので保温性がよく、発芽しやすいものです。
この商品は蓋が付いてて保温性・乾燥対策ができるのね。
使う土は挿し芽種まき用の土を使います。
育苗培土でも良いですが、数が少ないならこちらの挿し芽種まきの土がおすすめです。
この土は発芽・発根しやすい土に調整されているだけでなく、活力剤も配合されています。
発芽が上手くいかないと思っている方は、植え付ける土が悪い可能性もありますので試してもらえればと思います。
水耕栽培をする場合
水耕栽培をしたいけど、土で苗を作ってから始めるのかな?
発根した種をハイドロカルチャーかスポンジに植えればいいよ!
水耕栽培にチャレンジする場合は、発根した種をハイドロカルチャーかスポンジに植え付けます。
どちらでも生長に違いはなく、好みの問題です。
どちらを選んでも問題なく育ちますし、どんな環境で育てるかで変わります。
個人的には、根がしっかり張れて植物自身がしっかり自立できるハイドロカルチャーの方がいいかなと思います。
再利用ができるので何度も水耕栽培ができる点がメリットです。
ただ、使用後に洗ったり、乾かしたりする作業があるので若干面倒かもしれません。
発根処理した種を以下の画像のようにハイドロカルチャーに軽く埋めて植付けます。
ポイントは深く植えすぎないように注意すること。
その後に、ハイドロカルチャーを入れた容器に肥料水を入れて完了です。
※順番が逆になっても問題ありません。
植付けしてから3日で以下の画像のようにサニーレタスが発芽しました!
その様子をこちらのツイートで紹介しています。
水耕栽培にチャレンジしてみたいわ!
と思われたら『野菜の室内栽培は水耕栽培がおすすめ』をご覧ください。
水耕栽培に必要な道具や、水耕栽培用の肥料など水耕栽培の始め方を詳しく解説しています。
そのままプランターや畑に植え付ける場合
苗を作らずに発根処理した種を植え付けるのも手です。
個人的には苗を作った方が安心できますが、手間をかけたくない場合はすぐ植付けします。
種をすぐ植えても発芽率は変わらないのか?
と思い、サニーレタスを水耕栽培するついでにプランターにすぐ植付けしてみました。
その様子がこちらのツイートです。
結果的には苗を作って植付けした方が良かったです。
発根処理した種を4粒ほど植えましたが、発芽したのは1粒だけ。
他の3粒はダメだったようです >_<
今回がたまたまダメだった可能性もありますが、
苗を作って植付けした方が確実かな
と思いました。
たくさん種をまける環境なら問題ないと思います。
でも、スペースが限られているプランター栽培は、苗を作って植え付ける方が確実にできるので良いかと思います。
【絶対知りたい!】コスパの良い栽培方法と種を発芽させる工夫 まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、家庭菜園で植物を育てる際にコスパの良い栽培方法と種を発芽させる工夫について紹介しました。
コスパの良い栽培方法とは、
種から育てる栽培方法。
種から育てれば、苗を買って育てるよりも圧倒的に安く苗を手に入れられます。
例えば、サニーレタスの場合なら1株0.37円です(種代だけ考えた場合)。
種を発芽させる工夫として
- 育てたい野菜の発芽温度や時期を確認する
- 確認方法は種の袋の裏側に記載されている
- 失敗が少ないおすすめの方法は発根させてからの植え付け
ということに気を付けます。
特に、芽が出る種か判別するために発根させてから植え付ける発根処理は重要と考えます。
このポイントを気を付ければ、種から苗を作るのは簡単です。
発根した種を使って
と選択肢が増えます。
もし室内で水耕栽培を始めてみたい方は『野菜の室内栽培は水耕栽培がおすすめ』をご覧ください。
水耕栽培に必要な道具や、水耕栽培用の肥料など水耕栽培の始め方を詳しく解説しています。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
初めから種を土の中に植えてしまうと発根したかどうかは確かめにくいですよね。あらかじめ発根させてから植えると、「種を蒔いても何も出ない」という状況を避けることが出来そうです。役に立つ情報をありがとう御座います☺️✨
いつもご覧いただきありがとうございます^^
種まきしたら発芽して欲しいと誰でも思いますよね。
でも、実際は発芽しないものもあるので、今回の方法を使って発芽するものだけ植えられればプランターのスペースを有効に使えるかなと思います。