こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
今回の記事は、2022年にプランター栽培していたきゅうりの品種『なるなるきゅうり』を育てた感想をまとめました。
家庭菜園をする際、一口にきゅうりと言っても色んな種類があることに驚きます。
きゅうりを育てるときに多くの方が思うのは
ということだと思います。
そういった要望を叶えたのが、今回紹介するきゅうりの品種『なるなるきゅうり』です。
なるなるきゅうりを栽培して
という感想を持ちました^^
きゅうり栽培に興味がある方、きゅうりを早くたくさん収穫したい方、ベランダなどでプランター栽培に挑戦してみたい方には特におすすめの内容です。
良かったら最後までご覧くださいね。
【要点】なるなるきゅうりのベランダ栽培方法と大量収穫のコツ
なるなるきゅうりのベランダ栽培方法と大量収穫のコツ
2022年にベランダで育てたきゅうりは、なるなるきゅうりという品種です。
こちらのきゅうりは、早い時期から収穫のできる品種でドンドンきゅうりがなります^^
なるなるきゅうりを1年のうち2回栽培しました。
1回目はプランターにて5月のGWに植え付けし、2回目は7月中旬頃にプランターを使わない袋栽培にて栽培したものです。
その経験から『なるなるきゅうり』についてまとめると以下のようになります。
これらについて詳しく紹介していきますね。
確かに早く一杯きゅうりがなる!
なるなるきゅうりは、早い時期からきゅうりがなります^^
私は2022年に2回栽培(5月植え付けと7月植え付け)しましたが、全部で63本収穫できました!
個人的には大満足な本数ですが、次回挑戦するときは記録を超えられるように頑張りたいですね。
家庭菜園をしていると、野菜の実りは本当に嬉しいです!
モチベーションが上がりますし、もっと頑張ってお世話しよう!という気持ちになります。
そういった意味で、『なるなるきゅうり』は特に家庭菜園の初心者の方におすすめと感じました。
嬉しさのあまりこのようにツイートしてしまいました^^
きゅうり栽培の基本として、きゅうりの節を数えて5~6節までは実ったきゅうりや脇芽を取った方が長く栽培できると言われています。
きゅうりの株が小さいときにきゅうりを実らせると株が弱ってしまう、という理由です。
たくさん収穫できるような工夫もありますが、私が工夫したことはこちらの記事にまとめています。
きゅうりをたくさん収穫したい!と思われたら、ご覧いただけると嬉しいです。
>>【家庭菜園】ベランダ栽培でも収量を増やすせる工夫とは
意外とベランダの省スペースでもプランター栽培で収穫できる!
きゅうりの栽培って、スペース必要だろう?
ベランダでも本当に栽培できるのか?
ベランダでも問題なく栽培できるよ!
きゅうりの品種によるけど、『なるなるきゅうり』なら大丈夫だったよ。
きゅうり栽培はスペースが必要だからベランダには向かない、という話を聞きました。
確かに農家さんのように大量収穫を目指すのなら難しいと思います。
でも、家庭で楽しむ量なら工夫は必要ですが問題なくきゅうりを栽培できます!
主軸となる枝にきゅうりがなる節成りタイプである『なるなるきゅうり』はベランダ栽培にピッタリです!
極端な話だと、節成りタイプは脇芽を伸ばさずともある程度収量が見込めます。
※もちろん、脇芽も育てると収量をアップできます。
節成りタイプの他には飛び節成りタイプもあり、こちらは脇芽を伸ばして収穫するタイプです。
飛び節成りタイプの方が長期間の栽培向きで、節成りタイプと比べて多く収穫できると言われています。
これらについて詳しく知りたい方はこちらの記事にまとめていますので、良かったらご覧ください。
>>【家庭菜園】ベランダ栽培でも収量を増やすせる工夫とは
実際に節成りタイプの『なるなるきゅうり』を育てましたが、家庭菜園で楽しむ量としては多く収穫できました!
そのため、ベランダ栽培を前提とするなら節成りタイプでも収量に問題はないかなというのが実感です。
実際にベランダできゅうりを栽培している様子はこちらのツイートのように育っていました。
私の場合は欲張って育てたため、ある程度横に広げて栽培していました。
病気で困ったことは少ない
なるなるきゅうりを栽培していて、病気で困ったことはあまりありませんでした。
運が良かったのかもしれませんが、5月植え付けのきゅうり、7月植え付けのきゅうりともにヒドイ病気にかからなかったと思います。
ベランダで初めて栽培した私でも病気になりにくかったため、どなたが栽培しても同じようにヒドイ病気に掛かることは少ないのでは?と思っています。
ただし、病気ではなく虫の被害にはいくらかあいました >_<
特に、きゅうり栽培の後半にはモザイク病になってしまいましたが、こちらはアブラムシを媒介に広がるらしいです。
とは言え、定期的にニームオイルをかけていたため虫の被害はかなり少なかったと思います。
ニームオイルは自然由来のオイルで無農薬栽培にも使え、害虫に対する忌避効果が期待できます。
ニームオイルについてはこちらの記事にまとめていますので、虫対策に悩まれている方は良かったらご覧ください。
>>【家庭菜園】ミニトマトときゅうりの成長記録【2022年5月編】
長期間栽培するには肥料が必要
当たり前の話ですが、長期間栽培するなら、多く収穫したいなら肥料は必須だと思います。
栄養素の中でリン酸が重要!
というのも、きゅうりは花が咲いてから実がなります。
花が咲くにはリン酸が必要で、リン酸が不足すると花が咲きにくく、実もなりにくいです。
植え付けする際にリン酸の多い元肥を入れると長期間効いてくれるので、おすすめです。
私が元肥として利用しているのは、こちらのマグァンプKです。
こちらの元肥の成分は、窒素:6、リン酸:40、カリウム:6、マグネシウム:15という割合です。
リン酸が圧倒的に多い元肥用の肥料のため、花を咲かせる野菜の場合には最適かなと思います。
元肥を入れていれば、最初の実を収穫するまでは肥料は不要でした。
1個目の実を収穫したら、追肥を行います。
追肥に関しても、追肥用のマグァンプKがありますので、そちらを使いました。
後は、きゅうりの様子を見ながら10~2週間程度に1回の間隔で追肥をしていきます。
あまり肥料をやり過ぎると、虫が寄ってきますので1回の追肥で多く与えないように注意が必要です。
たくさん収穫したいなら、ある程度スペースは必要
ベランダ栽培する場合、省スペースでの栽培となります。
ベランダを整理して、広くスペースを使えるようなら広げた方が収量が増えます。
今回紹介している『なるなるきゅうり』は、節成りタイプのきゅうりですので、脇芽を育てて横に広げなくとも収量が見込めます。
私の場合はベランダがある程度広く利用できたので、欲張って脇芽を育てて収量を増やしました^^
実際にはこちらの写真の感じに栽培していました。
真夏の暑い日差しを遮ってくれたので、結果的にグリーンカーテンのような感じになりました!
日中の暑い日差しを遮ってくれるので、部屋が直射日光で暑くなるのは少し減ったのかなと思います。
たくさん収穫したいなら、土の量は20Lは必要
たくさん収穫するには、土の量が必要です。
特にきゅうりのように枝を何本も伸ばしたり、長く伸ばしたりするには栄養が不可欠ですが、その栄養を吸収する根っこが重要です。
根っこによって必要な栄養素が吸収されるので、根が張れるスペースが有るかどうかという問題です。
また、きゅうりは水を好む野菜ですが、水切れになりにくくなるので水管理が楽になります。
私は2022年5月と7月にきゅうりの植え付けを行いました。
5月の植え付けには18Lのプランターを、7月植え付けには25Lの袋栽培で行いました。
その結果、5月植え付けでは23本、7月植え付けでは40本のきゅうりを収穫しました!
時期の問題もあるかもしれませんが、それでも25Lの土を使った7月植え付けは57%も収量アップできました。
ただし、長期間栽培しない、いきなり大きく始めたくないという方は、15L前後の手頃なサイズからスタートするのもよいかと思います。
その際、プランターよりも袋栽培の方が道具が不要でコストが安く始められるのでおすすめです。
袋栽培に興味がありましたら、ぜひこちらの記事もご覧ください。
>>【家庭菜園】プランターは不要?!コスパの良い袋栽培の始め方
【家庭菜園】なるなるきゅうりの特徴
今回栽培してみた『なるなるきゅうり』は、家庭菜園初心者にも優しく、たくさん収穫できる品種だと思います。
その『なるなるきゅうり』の特徴を上げると以下のようになります。
- 初期から収量が多い節成りタイプ
- きゅうりで発病しやすいうどんこ病・べと病に耐性がある
- 雌花率は春巻きで70~80%、果実は長さ20~21cm、重さ100g
- 露地~ハウスまで幅広く適応
なるなるきゅうりは、以下の画像の通り2011年8月に長野県にて開催された第62回日本野菜に品種審査会にて、全15品種中最高位となる1等特別賞を受賞。
きゅうりが早くなる、たくさんなる、ということが公式に認められています!
栽培するポイントは以下の通りとなります。
こちらの情報は家庭de菜園うぇぶたねやさんの情報を参考に作成しています。
- きゅうりは低温に弱いため、定植日は暖かい日に行う
- 本葉が7枚目くらいまで雌花(実)と脇芽を除去
草勢が弱い場合は、10枚目まで雌花を除去 - 収穫が始まったら7~10日おきに追肥を行う
1回の追肥の量は1株につき、粒状肥料を一握りの半分施用する - 整枝の仕方
- 支柱に対して下から1/3は1節、次の1/3は2節、上から1/3は1節で脇芽を摘芯する
- 下から1/3の脇芽は収穫が終わったら除去して風通しをよくする
- なるなるきゅうりは、雌花率の多い品種のため、追肥遅れに気をつける
- 収穫の1周間前からは十分な灌水し、水不足に気をつける
【めっちゃ収穫できる!】なるなるきゅうりをおすすめする人/できない人
私の考える『なるなるきゅうり』をおすすめする人/おすすめできない人をご紹介します。
まずおすすめする人はこのような方々です。
なるなるきゅうりは節成りタイプのきゅうりですので、脇芽を伸ばさずとも収穫できます。
そのため、ベランダのような省スペースでも栽培が可能で、収量も家庭で楽しむ程度は問題ありません。
また、節成りタイプの特徴で早い時期から収穫できるため、どなたでも楽しく家庭菜園を始められると思います。
そして、なるなるきゅうりは管理が楽です。
きゅうり栽培で発生しやすい『うどんこ病』と『べと病』への耐性を持つので、こういった病気に頭を悩ませないのは家庭菜園へのストレスを減らすことに繋がります。
管理が面倒になってくると家庭菜園は続けられないかなと思っています。
次に『なるなるきゅうり』をおすすめできない人は次のような方々です。
先に紹介したように、節成りタイプである『なるなるきゅうり』は、省スペースで栽培可能です。
逆に脇芽を伸ばして広く栽培することも可能です。
しかし、脇芽を伸ばしてたくさん収穫するなら別品種の『なるなるZUTTO』の方がおすすめです。
なるなるZUTTOは、『なるなるきゅうり』とは違い飛び節成りタイプのきゅうりです。
飛び節成りタイプは、脇芽を伸ばして、その脇芽にたくさん実を付けるため長期栽培に適したきゅうりです。
長期栽培に向くため、収穫量も必然と上がります。
なるなるZUTTOは、なるなるきゅうりには無いウイルス病への耐性も持つため、より安全に長期栽培ができると思います。
なるなるきゅうりがダメ、と言うよりは『なるなるZUTTO』の方がもっと収穫ができ、長期栽培にも向きます。
品種の特徴とご自身の栽培方針と合う品種の方が、より楽しく栽培ができると思います^^
なるなるきゅうりのベランダ栽培方法と大量収穫のコツ まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は2022年に2回栽培してみたきゅうりの品種『なるなるきゅうり』についてご紹介しました。
なるなるきゅうりを栽培してみた結果、以下の感想を持ちました。
結果的には、ベランダ栽培でも省スペースできゅうりを栽培できる品種だと感じましたし、省スペースでもたくさん収穫できる楽しい品種だと思います^^
ベランダだからスペースがなくて家庭菜園が難しい、とお考えの方でも『なるなるきゅうり』であればきゅうりを収穫できるのかなと思っています。
家庭菜園の初心者の方が始める際は、道具をあまり揃える必要のない袋栽培がおすすめです。
家庭菜園の導入コストを下げられるので、お試しで始められます。
袋栽培はこちらの記事にて詳しく紹介していきますので、良かったらご覧ください。
すでにきゅうりを栽培されている方は、こちらの記事もおすすめです。
私がきゅうりを多く収穫するために行った工夫などを記事にまとめています。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
夏になると軒先に沢山きゅうりを成らせているご家庭をちらほらと見かけて、素晴らしいなぁと思っておりました。そのきゅうりを立派に育てあげるには肥料が沢山必要なのですね。今回も勉強になる記事をありがとう御座いました。これからも応援しております。
いつもご覧頂きありがとうございます^^
家庭菜園されてるご家庭はパッと見てすぐ分かりますよね。
どんなものを栽培しているか、私も見るのが楽しいですね。
いっぱいなっていたり、大きいものだと特に目がいきますね~
これからも記事を投稿していきますので、応援してもらえると嬉しいです!