こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
皆さんは、初めて会う方とも気後れせずに話すことはできますか?
そう思ったことがあるなら、今回紹介する「そもそも何を話せばいいか分からない人のための雑談術」(以下、雑談術)をおススメします。
雑談とは、相手との信頼関係をつくる最初の段階です。
この最初のステップを踏み間違えると悪い印象を相手に与え、会話自体ができない可能性があります。
仕事だけでなく、プライベート(特に婚活で非常に有効)でも活用できる内容となっています。
雑学術では、どんな相手とも会話に困らない40のルールを紹介していますが、具体例を出して成功例・失敗例の両方を紹介しています。
要点だけ言われても分かった気になるばかりですが、本書は具体例までお取り込まれているので非常に理解しやすく納得できます。
良かったら最後までご覧くださいね^^
【雑談術】著者紹介
著者は、櫻井弘さん。
東京都港区生まれで、株式会社櫻井弘話し方研究所代表取締役社長。
製薬、金融、サービス、IT関連等の民間企業をはじめ、人事院、各省庁、自治大学校、JMAなどの公官庁・各種団体等でコミュニケーションに関する研修・講演を手掛けています。
研修先は1000以上、受講生は約10万人に及びます。
主な著書として、『「話す力」が面白いほどつく本』、『話し方で、男は決まる』など多数出版されています。
【雑談術】雑談の重要性を認識する
雑談と言われると、苦手に思う方が多くなっているそう。
桜井さん曰く、
研修などに行くと、若い人の中には「雑談と言われても、何を話したらいいかわからない」と、苦手意識をもつ人が多くみられます。
雑談術
と、雑談に苦手意識を持つ人は意外と多いようです。
でも雑談には重要な役割があり、それが「本題の前に相手をよく知り、信頼関係をつくる」という役割です。
相手との関係性が薄い場合は、雑談の影響が顕著に表れるようで、
スピードが重視される今の時代に、いきなり「本題」で始まって、ビジネスの打ち合わせや商談がうまくいくことは、ほとんどありません。
雑談術
と、述べられています。
このことは、ビジネスマンには意外と抵抗なく受け入れられる内容だと思います。
雑談、言うと重要性が薄い印象を持つかもしれませんが、「信頼関係を作る第一歩をどう作るか」という表現にすると、その重要性が分かってもらえると思います。
【雑談術】スッと打ち解けられる雑談の始め方
「雑談をしよう」と思ったとき、そもそも何から話し始めたらいいの?
そういう声が聞こえてきそうですが、その答えは「何でもいい」とのこと。
雑談の目的は、相手との関係づくりにあるので、こちらが投げかけた話に相手ものってこられるものでなくてはダメです。
雑談のきっかけとして使いやすい題材の例としては、以下のようなものがあります。
これらを使った良い雑談の例があります。
「中央線で事故があったんですよね。来る途中、電車が止まっているというアナウンスが流れていました。」
そういう言葉をかけた場合、相手が利用することの多い電車ということなら、当然、情報は気になります。
だから場合によっては、「いい情報を教えてくれる相手だな」と、好意を持ってくれる可能性があります。
雑談術
【雑談術】最初は明るい話題から!
雑談は相手との関係を作るのが目的なので、ネガティブな話よりも、ポジティブな話で入ったほうが良いのは当たり前ですよね。
でも、頭では分かっていても、ついつい私たちはネガティブな話題から入ってしまうことが多いです。
ここでは、本書に紹介されてる悪い例と良い例をご紹介します。
悪い例。
あなた「寒い日が続きますね。今日はまだマシですが、昨日の夜なんか、大変でしたね。」
相手「冬だからね。こういう日は外に出たくないね。」良い例。
雑談術
あなた「今日は冬にもかかわらず暖かいですね。」
相手「気持ちのいい天気だね。お昼はランチでも一緒に行こうか?」
悪い例は、私たちが無意識でやってしまいがちな会話ではないでしょうか。
ネガティブな話で雑談を始めれば、その雑談の流れに相手も同調するのでネガティブな話で進んでしまいます。
一方で良い例は、ポジティブな話題から入っているので、雑談の流れがプラスの方に向かい、最終的には自分にとってプラスの着地地点で終わることも多くなります。
その方が、相手にとっても自分にとっても嬉しいことですよね^^
【雑談術】「か・い・わ」の原則を意識する!
雑談に限らず人と会話するときの大原則が、実はあるんです。
それを櫻井さんは、「か・い・わ」の原則と呼んでします。
これらの要素について詳しく紹介しますね
「か・い・わ」の原則の「か」
話をするときは「結論先行」で話す。
これは、ビジネスマンはよく聞く言葉だと思います。
相手は、いったい何の話をしてるのか、これからするのか、が事前に分かれば会話がしやすいし、理解も早いです。
逆に、何の話をしているか分からない、終着点が見えない話をすると、
一体いつまで話をするんだ? 結局何が言いたいんだ?
と、相手にストレスを与えてしまい、印象も悪くなってしまいます。
また「歯切れよく話す」とは、こういうことだと櫻井さんは述べています。
簡単に言うと、「句点を付けた文章で話をする」ということです。
「私は、入社2年目で~、名前は田中で~、営業部の配属されていて~」
文章が区切られていない「読点(、)」のかたちで話が続くのですが、聞いてる方からすれば幼稚な印象を抱きます。
「私は入社2年目の田中と言います。営業部に配属されています」
文章できちんと区切り、歯切れよく話す。これだけでグンと仕事ができる印象になります。
雑談術
「か・い・わ」の原則の「い」
印象深くは、次の3つのポイントがあります。
1と2を踏まえた桜井さんの例がとてもわかりやすいです。
「私の名前は、さくらいひろしです。」
「さくらいのさくらは、木偏に貝殻の貝がふたつなので、『2階(貝)の女が気(木)にかかる』と覚えてください」
雑談術
これを聞いた人は、頭の中で実際に名前をイメージできますよね^^
感じのイメージと、その覚え方のギャップが相手に深い印象を与えます。
この自己紹介で重要なのが、「相手にはストーリーを追うように段階的に名前が伝わっていくこと」です。
これは、「名前を言う⇒漢字を言う⇒会話に膨らみをつけるイメージを描く」というストーリー仕立てで伝えているからです。
ここまで完成された流れを作ることは容易ではないですが、自己紹介の手計的な流れを予め考えておくと人前で話すときに便利ですね。
最後に、このようにわかりやすい自己紹介を考えるには、当然「熱意=気持ちを込める」が必要になります。
「か・い・わ」の原則の「わ」
「か・い・わ」の原則の最後、「わかりやすく」話すときのポイントも3つあります。
相手の立場を想像して、また具体的な事例を添えて会話の流れを作っていくのは、雑談では話を途切れさせずに続けるための重要な要素になります。
また、分けて話すのは、先に紹介した「歯切れよく話す」と似ています。
伝えたいことを長々と続けず、ある程度で区切ると、相手は理解しやすくなります。
相手の立場になって、区切りを作って理解しやすく、具体例を挙げるとさらに理解のハードルを下げることができます。
- 自分の意見を述べた後にこのフレーズを使おう!
- たとえば~ということです。
- 具体的には~ということです。
- 例を挙げれば~という話があります。
仕事はコールセンターの統括で、ふつうの人が対応できない案件を、フォローすることが多いですね。たとえば、一番わかりやすいのが、クレームです。激しく怒ったお客様に対して、若い社員は上手く対応できないですから。そういうのはたいてい、私の方に回ってきます。
雑談術
具体例を話の合間にあると、グッと相手に伝わりやすくなりますね。
【これで解決!】何を話せばいの?そんなときの雑談術!
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回は、コミュニケーションで相手との信頼関係を作るきっかけとなる最初の会話、雑談でのコツを紹介してきました。
そう思ったときには、ぜひ今回紹介した雑談術を参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした!
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