冬って白菜が上手い時期だよね
プランターでも白菜が栽培できるって聞いたけど。
白菜がプランターで栽培できたら楽しいわね!
どうやってプランターで栽培するのかしら?
畑での栽培イメージがある白菜ですが、プランターで栽培ができます^^
実際にプランターでの白菜栽培をこちらの動画でまとめていますので、よかったらご覧くださいね。
プランターで栽培するには
- 白菜が玉にならない
- 虫に食われてしまう
- そもそも発芽しない
といった事が起きます。
そうならないためのポイントをまとめつつ、私が実際に実践した内容を具体的にお伝えします^^
よかったら最後までご覧くださいね。
先にこの記事の結論をお伝えすると以下の通りとなります。
プランターにおすすめの白菜の品種とは
プランターでの白菜栽培を紹介する際に避けては通れないのが品種選び。
玉になりやすく、栽培しやすい品種はこちらのミニ白菜『タイニーシュシュ』です。
サカタのタネより販売しているタイニーシュシュは、早生品種なので結球が早く玉になりやすい品種です。
結球し始めの状態で収穫すると以下の写真のような大きさになり、従来の大きな白菜に比べて食べきりサイズなので使いやすいです。
ちなみに、こちらの写真のサイズで200~300gサイズとなります。
玉になりやすくて栽培しやすいのは良いけど、もう少し大きいのが欲しいわ
大丈夫!
そんな要望にも答えられるのがタイニーシュシュなんだ。
このタイニーシュシュのすごいところは、ある程度大きくしたいと思ったら大きくできるところ^^
先に紹介したような白菜では小さいなぁと思ったら、栽培期間を長く栽培すると写真のような600g~1200g程の大きさにもできます。
※写真はサカタのタネより引用
1200gほどの大きさの白菜なら一般的な白菜に近い形をしていますよね。
使いたい状況に合わせて
といった使い方・栽培方法にできるのでおすすめですね^^
ミニ白菜のタイニーシュシュは早生品種で玉になりやすい。
そして、栽培期間で大きさを調整できるんだな!
ミニ白菜で密生栽培が可能?
先に紹介したミニ白菜のタイニーシュシュは、白菜では珍しく密植栽培が可能です。
種を販売しているサカタのタネ公式HPによりますと
株間15×15~20×20cmでの栽培がおすすめです。外葉が隣同士触れ合うようになると、競い合って立ち上がり、早く形がまとまります。
サカタのタネより引用
ということで、密植栽培も稼農で玉になりやすい品種といえます。
密植栽培ができるので、以下のような栽培方法をすると2度楽しめますね。
プランター栽培の場合は植え付けできる場所が限られるので、より魅力的に感じる品種だと思います^^
タイニーシュシュを密植すれば早く玉になるし、失敗も少なそうね!
ミニ白菜の栽培時期とは
ミニ白菜のタイニーシュシュの栽培時期は、上図のようになります。
最大で4月~11月中旬辺りまで種まきができ、長い期間栽培ができるのが嬉しいですね^^
真冬以外なら栽培できる品種なので、栽培するタイミングを見計らう必要な少ないです。
後ほど紹介しますが、特に8月~10月のミニ白菜の栽培は害虫との戦いです。
特に2023年では夏が猛暑だったので虫の被害が凄かったです >_<
白菜は他の野菜、例えばミニトマトやきゅうりに比べて圧倒的に虫の被害にあいやすい印象。
そのため、栽培するには対策が必須の野菜ですが、キチンと対策をすれば綺麗なミニ白菜が栽培可能です。
ミニ白菜のタイニーシュシュは最大で4月~11月中旬まで種まき可能。
害虫が付きやすいので害虫対策が必須!
ミニ白菜栽培の必須アイテムとは
先に紹介したようにミニ白菜栽培には、害虫対策が必須です。
というのも、ミニ白菜はアブラナ科の野菜で、小松菜やキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどの仲間です。
これらのアブラナ科の野菜は害虫が付きやすい野菜です。
そのため、害虫対策として必要なのが『防虫ネット』あるいは『不織布』です。
どちらを使うかは季節や、気温、日当たりで決めるのがおすすめです。
防虫ネットと不織布の使い分けを考えるときのポイントとして
不織布は風が通りずらいですが、保温効果があるね。
一方、防虫ネットは風通しが良いけど、保温性が低いね。
という特徴を考えて、気温や、ミニ白菜の栽培場所の日当たりを考慮することが良いのかなと思います。
なぎのミニ白菜栽培の様子
私のミニ白菜の栽培の様子はこちらの動画にまとめています。
よかったらご覧くださいね。
私の栽培方法の手順を先にざっくり紹介すると以下の通りとなります。
- STEP1種まき
セルトレーに種をまき苗を作る。
まだ8~9月は暑いので乾燥には十分注意する。
プランターに直播きでも良いが、温度管理が大変なので小さな容器で苗を作る方が成功率が上がる。
- STEP2苗を育てる
発芽したミニ白菜の芽をしっかり育てる。
育てる目安本葉が4枚程度だが、時期によっては本葉が2枚以上あればプランターに植付け可能。
- STEP3育てた苗を植付け
育てた苗をプランターに植え付け。
元肥をしっかり入れた場合は追肥は不要とのこと。
追肥前提で元肥を少なめに入れ、後から追肥する方が害虫被害にあいにくい。
種まき
私の場合は、セルトレーに種まき培養土を入れ種まきをしました。
セルトレーを使う理由は以下の通りです。
セルトレーでも蓋のついてる育苗トレーというのもあって使いやすそうですので、これもありかと思います。
蓋がついていますので、ちょっとした害虫対策にもなりますし、寒い時期に育苗するときにも蓋付きだと保温効果があるので効果的です。
俺はセルトレーなんて持っていないぞ。
一体どうしたら…
という方でも大丈夫!
セルトレーでなくとも小さなザルでも代用ができます。
大事なのは、小さな容器で持ち運びが楽なものを使ってもらえれば大丈夫です。
少ない種まき培養土を使うので比較的土が乾きやすいですが、土が乾いたら霧吹きで水やりをしていると3日程度で発芽します。
ミニ白菜の種まきをするとき、8~9月のような暑い季節ならセルトレーのような小さな容器だと簡単に移動ができます。
できるだけ直射日光を避け、明るい日陰で管理すると発芽しない、ということは避けられると思います。
用意するのが手間でも、ぜひセルトレーや小さなザルなどを利用して発芽させてみてください。
苗を育てる
私の場合はセルトレーに種まき培養土を入れたもので発芽がしたミニ白菜は、乾燥しやすいですので土の様子を毎日確認します。
小さい苗のときに枯れる原因は、虫の被害よりも乾燥してダメになる方が個人的には多いと感じています。
普段は気にしない程度の乾燥でも、小さい苗にとってはダメージになるのね。
外で育苗する場合は必ず害虫対策をします。
アブラナ科の野菜は本当に虫も大好きなので対策をしないと
- アブラムシだらけになる
- 青虫に葉を食べられる
- シンクイムシに芯を食べられる
等の被害にあいます。
特にシンクイムシにやられた株はその後の生長に期待できません。
もう一度種まきをする必要がありますので、二度手間にならないように被害を受ける前からの対策が大事です。
育てた苗を植付け
頑張って育てた苗をプランターに植え付けます。
野菜や花の培養土に赤玉土を2割程度入れた土に元肥を混ぜます。
そうしてブレンドした土にミニ白菜の苗を植え付けます。
実際に私がミニ白菜を植え付けしている様子はこちらになります。
種まきした時期が遅かったのでまだまだ小さい苗ですが、植え付けしよう!と思い実施しました。
市販の培養土を利用する場合は、先に紹介したような培養土を使うと間違いがないです。
もし、家庭菜園をされていて使用済みのプランターの土がある場合は、その土を再生させてから利用する方法もあります。
普段の料理ででる野菜くずや、料理で使った油、栽培した野菜の残渣等を土の栄養に変える方法です。
『【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!』の記事で紹介していますので良かったらご覧ください。
まとめ:ミニ白菜を家庭菜園で!おすすめのプランター栽培のコツと注意点
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はミニ白菜のタイニーシュシュを栽培についてご紹介しました。
ミニ白菜はプランターでも栽培できますし、通常の白菜に比べて玉にならないリスクが少ない品種。
そのため、始めて栽培するには失敗の少ないものですし、手ごろなサイズを容易に栽培できます。
またタイニーシュシュには
- 密植栽培ができる
- 200gの小さな白菜から1200g程度のミニ白菜までと幅広いサイズ
- 害虫被害にあいやすいので対策が必須
という特徴があります。
家庭菜園をすでに始めていて使用済みの土がある場合には、その土を再利用してコスパ良くミニ白菜を栽培できます。
土の再利用の方法については、『【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!』をご覧ください。
ミニ白菜は害虫も大好き。
特に2023年は猛暑&害虫被害が多発していたので、アブラナ科のミニ白菜は被害にあいやすかったです >_<
ぜひ防虫ネットや不織布を使って防虫対策をして、栽培してもらえれば嬉しいですね。
真冬以外はいつでも種まきができる品種でもあるので、プランター栽培でチャレンジして欲しいと思います。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
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