こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
6月になると、家庭菜園で育てている野菜を収穫できるものも増えてきます。
私もミニトマトときゅうり、いちごを栽培していますが、ミニトマトときゅうりに実がなってきました^^
ミニトマトやきゅうりを普通に育てると、特にベランダ栽培すると葉っぱで一杯になってしまうことがあります。
賃貸の方はコンパクトに栽培できると、ベランダが野菜で埋まることが少ないので良いですよね。
そんな時は『らせん仕立て』という仕立て方があり、こちらの記事で紹介しています。
家庭菜園と言えば、トマトやきゅうり、ピーマンなどを連想しますが、どの野菜もすぐに収穫することはできません >_<
そのため、これから家庭菜園を始める方は、家庭菜園の楽しさを感じる前に面倒に思うかも ^^;
そんな時は、すぐに収穫できる小松菜を栽培してみませんか?
小松菜なら、種まきから1カ月ちょっとで収穫できます。
今回の記事は、プランターでの小松菜栽培を紹介します。
この記事を読むことで
- 実際に栽培するとどんな感じに育つのか
- 小松菜栽培で注意することは何か
- どんな資材が必要か
といったことが分かります。
小松菜栽培を種まきから収穫までを動画にしてみました。
良かったらご覧くださいね。
本当に簡単に栽培で、資材にもあまりお金をかけずに作れるのでおすすめの野菜です。
良かったら最後までご覧ください。
【概要】【家庭菜園】小松菜はプランターで1カ月ちょっとで収穫可能!
【家庭菜園】プランターで育てた小松菜の収穫の様子
まず、プランターで育てた小松菜はどのくらいの大きさになるのか。
実際に私が39日間育てた小松菜を収穫した様子はこのようになります。
これだけの量を1カ月ちょっと(39日)で収穫できます。
特に手間もかけることは無く、土が乾いたら水やりをしていただけです。
たったそれだけで、これだけ収穫できるのならすごく嬉しいですよね^^
私が育てた期間は、4月下旬~5月下旬で、6月に2回目の栽培を始めています。
実際に栽培している様子をこのようにツイートしています。
小松菜栽培の様子を動画にもまとめています。
動画では、写真では分かりにくい小松菜の様子や、間引きするタイミング、何を気を付けるべきかということも紹介しています^^
4月ごろは春の時期で虫が少ないですが、虫対策が不要というわけでもありません。
後述しますが、虫対策をあまりしていなかったのでハモグリバエに葉をダメにされたものもありました >_<
虫対策は必須かもしれません。
【家庭菜園】小松菜はプランターでどのくらいの期間で収穫できるのか
小松菜を始めて栽培する方は、どんな感じに育っていくのかを予め知っておくと、今後の栽培工程が見えてくるのでいいかなと思います。
小松菜の成長過程を1枚の画像にすると、以下のようになります。
上図のように、小松菜の成長はあっという間に大きくなります。
また種の発芽率も良く、多少環境が悪かったとしてもまったく発芽しない、ということは少ないと思います。
具体的な栽培のスケジュールは、以下のようになります。
小松菜の成長具合で多少前後すると思いますが、大まかな流れを知ってもらえたら自分で栽培するときも楽になると思ます^^
- STEP1種まきから4日後
種から発芽し、双葉が展開します。
種から双葉が出揃うまで数日待ちます。 - STEP2種まきから6日後
発芽する種で双葉が出揃うので、1回目の間引きをします。
間引きした小松菜は、小松菜スプラウトとしてサラダで食べます^^ - STEP3種まきから14日後
間引きして空いた空間が、成長した小松菜によって埋まってきます。
ここまでくると、本葉が生長してくると思います。
もう少し大きくなったら2回目の間引きをします。 - STEP4種まきから29日後
小松菜らしい姿になり、葉が大きくなってきます。
株間に空間が無くなるので、2回目の間引きを行います。
間引きした小松菜は、普通の小松菜として料理して食べます。
若い葉なのでとても柔らかく、サラダで食べたらとても美味しかったです^^ - STEP5種まきから39日後
スーパーで売ってるサイズに比べて1~2まわり小さいサイズで収穫します。
このサイズで収穫すると2回目の種まきができ、収穫回数が増やせます。
収穫した小松菜は立派な小松菜になっているので、色んな料理で楽しみましょう^^
【家庭菜園】プランターの小松菜栽培に必要な資材
小松菜栽培に必要な資材は、一般的な家庭菜園で使うプランターや、土、小松菜の種になります。
私は小松菜の種をダイソーの2袋100円のものを使いましたが、調べてみるともっと早く収穫できる品種もありました。
『安藤早生小松菜』という品種で、ハウス栽培だと20~25日で収穫ができます。
余裕があれば、液体肥料を加えてみるのもありだと思います。
液体肥料を与えた方が成長スピードが速くなるので、早く収穫したい方は液体肥料を1週間に1回の頻度で与えてみてください。
小松菜栽培では根を育てるカリウムが重要になります。
カリウムが充実すると根っこから栄養を効率よく吸収できるようになるだけでなく、病害虫に強くなります。
そのカリウムを化成肥料を使わずに長期間聞かせる方法があります。
その方法は、竹炭を土に混ぜ込むこと。
竹炭を利用すると竹炭に含まれる水溶性カリウムが長期間効くので化成肥料の量を減らせます。
竹炭について『【竹炭のメリット多い!】連作障害に強い土作りとは』で紹介していますのでよかったらご覧ください。
【家庭菜園】小松菜の害虫対策
小松菜はアブラナ科という種類の野菜です。
この種類の野菜は虫がつきやすく、害虫対策が必要になります。
私の場合は、ハモグリバエの被害にあい、上図のような状況でした >_<
4月~5月の栽培だったので虫が少ないから油断していました ^^;
虫が嫌いだ! ベランダ栽培するスペースが無いという方は、室内栽培でサニーレタスやサンチュを栽培することもできます。
こちらの方法だと、屋外栽培よりも虫に悩む心配は少ないです^^
室内栽培に興味があれば、こちらをご覧ください。
屋外の栽培ならどの時期でも虫対策はした方がいいと思います。
しかし、害虫被害をゼロにするのは難しいので、被害をなるべく下げる方法だと思った方がいいようです。
そこで今回紹介するのが
- ニームオイルでの予防
- 防虫ネットでの物理的な防虫
の2つの方法です。
ニームオイルで予防
野菜に虫がつく前に予防した方が楽だったりするのか?
勝手なイメージだけど、虫がついてから対策した方が効果的に思うけど…
それは考え方次第だね~
個人的には虫の被害が出る前の方が対策が楽だと思うよ。
最悪の場合、虫がつくことで病気になることもあるね。
私は基本的な害虫対策にニームオイルを使っています。
一般的なニームオイルは独特の臭いがあるもので、植物を強くするともいわれています。
ニームとは
雑貨イズム
古くからインドなどで自生しているセンダン科の植物。
ニームの趣旨から抽出した液体はニームオイルと呼ばれ、害虫対策資材として注目されています。
100%自然由来で安全性が高く、人工的な差駐在や農薬を使わずに花や果実・野菜を育てたいという方に人気です。
ニームオイルは害虫には忌避効果がありますが、てんとう虫をはじめとする益虫には効果が無いという話もあります。
ただ普通のニームオイルだと何もアロマブレンドされていないので、独特の強い臭いがします。
アロマブレンドされていないニームオイルは、賃貸のベランダで気軽に使える臭いではないと思います。
ベランダに洗濯物を干している場合、アロマブレンドされていないニームオイルの匂いがつくと苦情がくる可能性もあります。
そのため、こちらのようにアロマブレンドされているニームオイルが使いやすく、あまり臭いに気にせず使えます^^
実際に使ってみると、確かにほんのり独特の臭いがするかなという程度で、ほとんどはユーカリアロマの爽やかな緑の香りがする、という感じでニーム独特の匂いは少ないです。
防虫ネットで物理的に遮断する
虫は嫌いだけど、完璧にニームオイルだけでは防虫できないみたいね。
他にいい方法あるかしら?
そもそも防虫を完璧にはできないみたいだね。
何故そう思うのかも紹介していくよ。
虫の被害を少なくするために、ニームオイルの他に防虫ネットがおすすめだよ。
先に紹介したニームオイルだけでは、完全に害虫を予防できません。
ニームオイルを使って予防していましたが、ハモグリバエの被害にあってしまいました。
そのため、防虫ネットで虫が寄らないように物理的に守ることが重要です。
防虫ネットには、網目の種類が0.4mm、0.6mm、0.8mm、1mmなど種類が多いです。
その中でも、0.6mmの防虫ネットが効果があるようです。
(独)農研機構 中央農業総合研究センター 長坂幸吉さんらの論文(アブラナ科葉菜類の主要害虫の侵入阻止に有効な防虫ネットの目合い)によると、どの網目の防虫ネットを選ぼうとも完全に予防はできないと述べられています。
しかし、防虫ネットの網目が0.6mm以下だとアブラナ科で注意すべき害虫をほぼ防虫できるという下図のデータも示されていました。
アブラナ科の野菜というと
- 小松菜、ブロッコリー、キャベツ、菜の花
- カリフラワー、白菜、大根、わさび
- ケール、クレソン、水菜、カブ、チンゲン菜
といった私達の生活に密着した野菜たちになります。
そのため、防虫ネットの網目は0.6mm 以下のものを選ぶといいようです。
網目が細かくなるとその分高くなるため、コスト的にも0.6mmがいいかなと思います。
0.6mmの防虫ネットというと、例えば以下のようなものがあります。
【家庭菜園】小松菜はプランターで1カ月ちょっとで収穫可能! まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます^^
今回は1か月ちょっとで収穫できる小松菜栽培について紹介させてもらいました。
家庭菜園を始めようとする方は特に、短時間で収穫して食べるという体験が大切です。
1度楽しい体験をすると、収穫まで時間がかかったとしても待つことができます。
そういった意味では、小松菜栽培は最適です^^
ただアブラナ科の小松菜は、虫も大好きです。
その虫対策として、ニームオイルや防虫ネットを使うことがおすすめです。
せっかく育てた野菜ですので、食べるまで楽しんでほしいです。
虫が嫌いだから家庭菜園はムリ!とお考えの方は、室内栽培でサニーレタスやサンチュが簡単に栽培できます。
こちらの『野菜の室内栽培は水耕栽培がおすすめ』で紹介していますので、良かったらご覧ください。
また、連作障害に強い土づくりの方法として竹炭を利用した方法を『【竹炭のメリット多い!】連作障害に強い土作りとは』で紹介しています。
竹炭を利用することで小松菜の終了を10~30%アップした研究もあります。
竹炭のメリットや連作障害に効果があることについて紹介していますのでよかったらご覧ください。
ぜひ家庭菜園を楽しんでもらえたら嬉しいですね。
今回紹介した資材を最後にまとめますので、よかったらご覧ください。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
小松菜は生でも食べられるので、自宅で育てられるのはとても嬉しいですね。農薬に抵抗があるので、自然由来のニームオイルで害虫対策が出来ると知り目から鱗でした。
いつも記事をご覧頂きありがとうございます^^
自宅で好きな野菜を育てられるのが家庭菜園の醍醐味ですが、できるだけ農薬を使わない方がいいですよね。
完璧に防虫することはできませんが、ニームオイルは結構効くと思います。