こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
皆さんは、家庭菜園を楽しんでいますか?
私はベランダで家庭菜園を楽しんでいて、きゅうりやミニトマト、小松菜、ほうれん草、サニーレタスなど10種類ほど育てた経験があります。
2022年にベランダでキュウリ栽培に挑戦して、5月に植え付けしたよりも8月に植え付けしたときの方が多く収穫できました^^
- 5月植え付けは23本(2株)
- 8月植え付けは40本(2株)(57%収量アップ!)
私なりに5月であまり収穫できなかったことを反省して工夫した結果、多く収穫できたと思っています。
そこで、どんなことを変えたのかをご紹介していきます。
私と同じようにベランダ栽培をしている方の役にたてれば嬉しいです^^
【概要】ベランダで収量アップ!きゅうりの育て方と栽培の工夫
【収量アップ】5月の植え付け時の反省
5月に植え付けして育てたきゅうりですが、30本を目標としていましたが全然足りませんでした。
ベランダ栽培なのであまり収量が望めないのかと思いました。
しかし、調べてみると30本以上収穫している方がおり、何が悪いのか振り返ってみました。
その内容をまとめると以下の通りです。
- 土の量が少ない?
- 肥料が少なかった?
- 仕立て方が悪かった?
- 気温が高すぎてあまり成長できなかった?
土の量が少なかった?
野菜を育てるプランターと、草花を育てるプランターとでは大きさが全然違います。
きゅうりを育てる前にペチュニアを育てて楽しんでいたので、大きなプランターを購入することに抵抗がありました。
※ペチュニアは小さなプランターで十分楽しめます^^
事前に調べていて、長く野菜を育てるなら20Lは必要と分かっていても、実際にホームセンターで大きいプランターを見てみると、『こんなに大きいのはいらないでしょ』と少し小さいものを買ってしまいました ^^;
基本的なことですが、土の量が多いと長く野菜を楽しめるんだな、と実感しました。
肥料が少なかった?
きゅうりは、野菜の中でも肥料食いと言われているそうです。
きゅうりを育てるまで花のペチュニアを育てていたので、そこまで肥料が無くても花が咲きました。
同じような感覚できゅうりを育てたからか、折角実がなっても黄色くなって、最終的には枯れてしまうことがかなり多かったです。
そんな状況になって原因を調べてみると
- 水のやりすぎ
- 水が少なすぎ
- 肥料不足
などのことが原因と分かりました。
当時は、上記のうちどれが原因かわからずにいましたが、今になって考えると追肥の量が圧倒的に足りていなかったように思います。
仕立て方が悪かった?
きゅうりの仕立て方には色んなものがありますが、一般的に言われている仕立て方は以下のようなものだと思います。
- きゅうりの親づるが5~6節までは脇芽をとる
- 親づるがきゅうりネットの最上部まで(手が届く高さまで)生長したら、親づるを切る
- 親づるを切ると脇芽が出てくるので、その脇芽を2節まで育てて切る
と言った仕立て方です。
私もそのような仕立て方を参考に育てました。
しかし、きゅうりには『節成りタイプ』と『飛び節成りタイプ』があるようです。
サカタのタネ様HPよりに参考になる図や資料がありましたので、引用させて頂きます。
「飛び節成り」タイプは、伸ばしたつるの節々に咲く花の30~50%が雌花となります。
このタイプは果実の収穫は連続しませんが、時間をおいて飛び飛びになることで、果実の負担が少なく、株の体力が落ちにくくなります。
体力のある分、側枝は旺盛に伸び、病気にもかかりにくくなるため、結果的に長い期間、栽培を楽しむことができ、トータルの収量も満足いくものとなります。
サカタのタネ様HPより
「節成り」タイプは、生育初期から各節に連続して雌花が咲きます。それが全て着果していくため、スタートから数多くの果実がなります。
その分、株の体力は果実の方に引っ張られるため、子づるなど側枝はあまり伸びず、葉の枚数も増えなくなります。
この性質は、それらを整理する摘芯、摘葉作業は簡単になる利点といえますが、半面、収穫した果実の分、水や追肥をしっかり施さないと樹がばてやすくなります。
このように「節成り」タイプは短期的な栽培でその特性を発揮します。
親づるを中心に収穫できるので、菜園では支柱やひもによる誘引で十分栽培ができ、プランターや鉢栽培にも向いています。
サカタのタネ様HPより
今回私が栽培したきゅうりは、『節成りタイプ』のなるなるきゅうりです。
節成りタイプだと親づるの節にきゅうりがなるので、親づるを切ってしまうと収量が減ってしまいます^^;
それを知らずに基本的な仕立て方のため、きゅうりネットの最上部で摘心しました。
それが原因で、きゅうりの実りが悪かったのかなと思っています。
栽培しているきゅうりがどちらのタイプのきゅうりかを確認して、仕立て方を工夫するといいかもしれません。
気温が高すぎて生長できなかった?
実はきゅうりの生育には、温度も関係しているようです。
タキイ種苗様HPによると
生育適温
昼間22~28℃で、夜間17~18℃、生育可能温度は10~35℃です。
凍死温度は0℃で、ほとんど生育しなくなる生活限界温度は7℃。
10℃以下では生育が止まり薄い霜でも被害を受けます。
また35℃以上でも生育が止まります。
根の生育適温(地温)は20~23℃です。
タキイ種苗様HPより
とのことで、夏場の7月の温度は35℃を超えることが多かったです。
直射日光を浴びているきゅうりは、35℃を余裕で超えていたと思いますので、生育は止まっていたと予想できます。
ただ、畑で育てていらっしゃる方で問題なく収穫されているので、どれだけ影響する方未知数です。
【収量アップ】8月植え付け時の工夫点
上記の反省点から、8月に植付けする際に改善できるところをやってみました。
その改善点をまとめると以下のようになります。
- 土の量を増やす
- 仕立て方を変える
- 追肥を1週間に1回与える
- 液肥を1週間に1回与える
この改善点は、先に紹介した反省点を踏まえて、出来そうなことをやりました。
具体的なことをこれから紹介したいと思います^^
土の量を増やす
土の量を増やすには、新しい大きなプランターを買うしかないよね?
基本的にはそうだね。
でも、費用がかかるから袋栽培で土の量を簡単に増やしてみたよ
反省点でも述べましたが、きゅうりを長く収穫するなら20L以上あると良いようです。
キュウリは水切れに弱く、実をつけ始めると多くの水を欲しがります。
そのため、キュウリを育てるプランターは、土がある程度たくさん入るものを選ぶようにします。
1株あたり20リットルくらいの土が入るのが理想です。
きゅうりの育て方.com 様より
ただ、20Lも入るプランターは大きく、高価でもあるため袋栽培で育てることにしました。
袋栽培ならプランターが不要なので、販売されている土のサイズで育てることができます^^
袋栽培については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、良かったらご覧ください。
仕立て方を変える
仕立て方を変えるためには、摘心しないってことよね?
そんなことして本当に大丈夫なの?
摘心しないってことは、ドンドン親づるが伸びるということ。
だから今回は、途中から『らせん仕立て』をして対策したよ!
先に紹介した反省点で、私の育てている『なるなるきゅうり』は『節成りタイプ』のきゅうりなので、摘心しない仕立て方にしました。
具体的には以下のような仕立て方です。
まず、きゅうりはきゅうりネットを使って栽培します。
きゅうりネットの最上部まできても摘心せず、そのまま育てます。
仕立て方のイメージはこんな感じです。
矢印が親づるが伸びていく方向で、薄オレンジ色が親づるを表しています。
このように、親づるがネット最上部に到着したら摘心せずにそのまま育てます。
そのまま育てて、きゅうり自身が自分で支えられなくなったら、ネットからはみ出ている親づるを支えている巻きツルをすべて切り、らせん仕立てに仕立てます。
※単純に親づるを下げる方法でもいいようです。
具体的な仕立て方は、ミニトマトで実践したらせん仕立てと同じやり方です。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
ざっくり説明すると、巻きツルを全て切るときゅうりが垂れ下がってきますので、麻ひもなどでらせん仕立てをする支柱に固定します。
先に紹介した下図の画像で説明すると、左上から垂らした親づるがあります。
その親づるを右回りになるように支柱に巻いていきます。
このように仕立てることで、親づるがドンドン伸びても問題ありません。
実際、この仕立て方をしたところ、きゅうりの実がたくさんなりました^^
追肥を1周間に1回行う
5月植えのきゅうりの場合、1週間に1回程度追肥をやっていましたが、かなり量が少なかったです。
そこで、8月植えのきゅうりでは、1個目のきゅうりを収穫してから追肥を開始しました^^
追肥をする際のポイントは以下の通りです。
ざっくりとですが、追肥の入れる量は小さじ2(10CC)程度を3か所行います。
また、追肥をする際は必ず土に穴を掘って追肥と土を混ぜて埋め戻します。
私の使ってる追肥の肥料は、マグァンプKの追肥用の肥料です。
この肥料は、リン酸が多く含まれているので花や実が付きやすくなります。
この追肥を入れる際に必ず土に穴を掘りますが、根があっても根ごと土を掘り返します。
このようにすることで生えていた根が切られ、新たな根が生まれる際に肥料成分を吸収してくれます。
連続して同じ場所に穴を開けないように注意します。
ちなみに、土表面を軽く耕すと土に水が浸透しやすくなるので、効率よく水を与えることができます^^
液肥を1周間に1回行う
きゅうりの場合、固形の追肥以外にも液肥を1週間に1回与えていました。
先に紹介した固形の追肥では、根が生長した際に吸収されるので少し時間がかかります。
そこで、即効性のある液肥を使うと、根を切られたダメージを補って生長してくれます^^
私が使っていた液肥は一般的な液肥で以下のものを使っていました。
本当は以下のような野菜専用の液肥が一番良いのですが、持っていなかったので上記のものを使用しました。
他にも野菜を育てる予定がある方は、こちらの液肥を使った方が美味しくなると思います。
ベランダで収量アップ!きゅうりの育て方と栽培の工夫 まとめ
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回は、きゅうり栽培で収量をアップした栽培方法についてご紹介しました。
ベランダ栽培では、土の量や空間が制限されるため、たくさん収穫するにはいくらか工夫が必要です。
あまり収穫できなかった5月植付けの反省から、以下の点を注意して栽培しました。
- 土の量を増やす
- 仕立て方を変える
- 追肥を1週間に1回与える
- 液肥を1週間に1回与える
上記のことを改善したところ、収穫量が57%アップの40本になりました^^
ベランダ栽培栽培でも工夫次第で30本以上収穫することができます(2株栽培です)。
もしベランダで家庭菜園されていて、収穫量が少ないと感じている方の手助けになれば嬉しいです。
LifeNagiブログでは、他にも家庭菜園の記事を投稿しているのでよかったらご覧ください。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
収穫する数が少なくてもプランター栽培だからと諦めてしまいがちですが、なぎさんは原因を考えて改善をはかり収穫アップを成功させたのですね。大変素晴らしいと思います。これからもずっと応援しております(*´꒳`*)
いつもご覧頂きありがとうございます^^
最初はプランター栽培だから少ないと思って諦めていましたが、同じ境遇の方がたくさん収穫されている姿を見ました。
工夫次第で収穫量が変わるとわかったので、色んなことを試しましたね。
これからもよろしくお願いします!