ベランダでどれだけきゅうりが収穫できるのかな?
プランター栽培でも大丈夫かな?
畑じゃないとたくさん収穫できないのは本当かしら?
という疑問を解決します。
この記事では、ベランダできゅうり栽培を始めるにあたり初心者の方が気になる
という疑問を解決します。
ベランダでプランター栽培を2022年から始めていますが、2023年はきゅうりを大量収穫できました^^
なんと!
ベランダでのプランター栽培で105本のきゅうりを収穫できました^^
まさかこれほど収穫できると思わず、とても嬉しかったですね!
本記事以下のような方にはピッタリの記事となっています。
こちらの記事では、過去に市販の培養土と再生した土とできゅうりの収穫量を比較してみました。
1年使った土を再生させた土と新品の土ではどの程度差が生まれるのか。
その点に焦点を当てた記事で5月~7月までの途中経過となっていますので、よかったら御覧ください。
それでは、本記事のポイントを紹介しつつ、本編をどうぞご覧ください。
【家庭菜園】プランター栽培でも100本以上のきゅうりを収穫できる
畑がなくてもベランダでプランターを使った栽培できゅうりを100本以上収穫できました^^
2022年からベランダでのきゅうり栽培に挑戦していますが、2022年と2023年とを比較すると以下の通りです。
年 | 栽培したきゅうりの株数 | きゅうりの収穫本数 |
---|---|---|
2022年 | 4株 | 64本 |
2023年 | 2株 | 105本 (前年から41本UP!) |
株数を増やせばきゅうりの収穫数が多くなると思いますが、工夫次第で株数を増やさずとも収量を多くできます^^
しかも、ベランダでこれだけ収穫ができます。
実際に2023年の収穫本数を月ごとに集計した結果は以下の表の通りです。
月 | 収穫本数 |
---|---|
6月 | 8本 |
7月 | 19本 |
8月 | 31本 |
9月 | 28本 |
10月 | 24本 |
11月 | 5本 |
合計 | 105本 |
こうしてみると、温かくなった時期に一気に本数が増加していることが分かります。
この時期だと多い日で1日に4本収穫することもあり、家庭で楽しむには十分な量です^^
ベランダ栽培でもこんなに収穫できて嬉しいわね!
そして、収穫できる時期も5カ月と長期間です。
畑を利用してきゅうり栽培するならたくさん収穫できそうですが、プランターで、しかもベランダという限られた場所でも問題ありません。
農家の方のような大量収穫は狙えませんが、家庭で充分楽しめる量を収穫できます^^
家庭菜園初心者でもポイントを押さえれば100本以上収穫も夢じゃないね。
【家庭菜園】ベランダでのきゅうり栽培のポイント
ベランダでのきゅうり栽培のポイントは以下の通りです。
どのポイントも意外と当たり前のことですが、ちゃんと把握しているかが大きな分かれ目^^
どのポイントも意外と当たり前のように感じるわ。
どういったことが特別なのかしら?
重要なことは意外と当たり前のこと。
特に実のなる特性をキチンと把握しているかが重要だね。
きゅうりの特性の把握
栽培するきゅうりの特性は大きく分けて以下の2つに分かれます。
ベランダ栽培を目的とするなら、おすすめは『主に側枝から実がなる』タイプのきゅうりです。
一般的には節成りと呼ばれるタイプのきゅうりで、例えば以下のような品種があります。
これらの品種は育成初期から収穫することができ、横に広がりにくいのでベランダ栽培で最適です^^
私が栽培したのは『なるなる』という品種で100本以上収穫できました!
なるなるきゅうりに関しては、こちらの記事で詳しく紹介していますので良かったらご覧ください。
2011年8月に長野県にて開催された第62回日本野菜に品種審査会にて、全15品種中最高位となる1等特別賞を受賞している実績のある品種です。
なぜ、節成りタイプのきゅうりをおすすめするのか。
その理由は
ということです。
ベランダは限られたスペースのため横に広がる品種ではスペースが足りません。
また、葉っぱが茂りすぎると頻繁に剪定をしたり、摘葉する必要もあります。
どれだけ手を掛けられるかがポイントとなる栽培となるためハードルが高いと感じます。
一方で、節成りタイプのきゅうり栽培だと横には伸びにくいので比較的省スペースで栽培が可能。
大量収穫は狙えませんが、早く収穫でき家庭で楽しむ分には問題ない量が収穫できます。
しかも、飛び節成りタイプに比べて管理が楽。
こういった理由から、私は節成りタイプのきゅうり栽培がベランダに適していると思っています^^
ベランダ栽培に適した品種を選ぶと狭いスペースでも収穫できるんだな。
摘心の実施 or 未実施
主枝が支柱と同じ高さになったら摘心するのが一般的です。
摘心とは、主枝を鋏等で切り生長点を摘み取ることで側枝を出させる目的で行います。
しかし、私のきゅうり栽培では節成りタイプを栽培する関係上、摘心はおすすめしません。
節成りタイプのきゅうりは、その特性上主枝に多く実を付けます。
側枝にも全く実をつけない、ということはありませんが、主枝の方が着果率が良いように感じます。
事実、2022年の栽培では摘心をして栽培しましたが4株栽培して61本の収穫です。
摘心しない2023年の栽培は、2株栽培して105本の収穫。
これは、気象条件や栽培スキルの向上ということもありますが、摘心の有無が影響していると思っています。
本を読むと摘心することが当たり前のように書かれてるけど、栽培するタイプによって違うんだな。
そうだね。
実際に栽培して初めて分かることってあると思うね。
夕方の水やりと肥料切れ
ベランダ栽培の水やりは夕方1回、肥料は2週間に1回がおすすめです。
一般的に夏場の水やりに限っては、朝・夕方の2回するのが良いとされています。
ただ、ベランダ栽培では畑と違い1日中日差しに当たっていることは稀です。
そのため、土が乾いているようなら朝与えるといいですが、基本的には年間通じて夕方1回で大丈夫です。
特に、5月・6月は毎日水を与えずに土が乾いているなら与える、という考えて水やりをします。
暑い7月~10月は、夕方に土が乾いていることが殆どだと思うので基本的に毎日夕方水やりをします。
水やりのポイントは土が乾いているかどうか。
乾いていたら、鉢底から水が出るまでしっかりと与えよう。
ちなみに、朝水やりをしていると花の咲く数が圧倒的に少なかったです。
朝水やりをした方がいいという話を聞いていた2022年は、後半の時期(7月以降)の実のなり方が悪かった印象です。
個人的には、夕方に水を与えると夜の時間にきゅうりの株全体に水がいきわたることができ、成り疲れが少なかったのかなと思います。
肥料に関しては、基本的に2週間に1回施用します。
という症状が現れたら液体肥料で対応します。
この時には、きゅうりの状況は
という状況です。
そんな時には、リキダスとハイポネックス液肥を与えます。
植物用活力液であるリキダスは、ハイポネックス原液に無いミネラルやカルシウムといった栄養素を効率的に与えられます。
葉面散布も可能なので、即効性を重視するなら葉面散布がおすすめ。
液肥のハイポネックス原液は、リキダスによって元気になったきゅうりにすぐ吸収できる栄養素を提供します。
この液肥、特にリキダスは実の収穫が始まった時期から週1回のペースで与えると成り疲れを予防しつつ、長く栽培できます。
肥料をしっかり与えないときゅうりが疲れて花が咲かなくなるのね。
スタミナをつける意味でもリキダスは使いたいね。
【家庭菜園】節成りと飛び節成りの違いとは
ベランダ栽培には主に主枝に実がなる『節成り』タイプのきゅうりをおすすめしています。
一方、主に側枝に実がなる『飛び節成り』タイプのきゅうりは広い面積・空間を使って大量に収穫できるのが特徴です。
これら2つのタイプのきゅうりを絵に表すと以下の画像の通りです。
要点だけお伝えすると
という特徴があります。
上記のような特徴があるきゅうりの特性ですが、もっと詳しく知りたい方はサカタのタネ様HPより引用した内容を掲載します。
「飛び節成り」タイプは、伸ばしたつるの節々に咲く花の30~50%が雌花となります。
このタイプは果実の収穫は連続しませんが、時間をおいて飛び飛びになることで、果実の負担が少なく、株の体力が落ちにくくなります。
体力のある分、側枝は旺盛に伸び、病気にもかかりにくくなるため、結果的に長い期間、栽培を楽しむことができ、トータルの収量も満足いくものとなります。
サカタのタネ様HPより
「節成り」タイプは、生育初期から各節に連続して雌花が咲きます。それが全て着果していくため、スタートから数多くの果実がなります。
その分、株の体力は果実の方に引っ張られるため、子づるなど側枝はあまり伸びず、葉の枚数も増えなくなります。
この性質は、それらを整理する摘芯、摘葉作業は簡単になる利点といえますが、半面、収穫した果実の分、水や追肥をしっかり施さないと樹がばてやすくなります。
このように「節成り」タイプは短期的な栽培でその特性を発揮します。
親づるを中心に収穫できるので、菜園では支柱やひもによる誘引で十分栽培ができ、プランターや鉢栽培にも向いています。
サカタのタネ様HPより
まとめ:【家庭菜園】ベランダでも100本以上きゅうりを収穫するポイント
最後までご覧いただきありがとうございました^^
今回はベランダでできるきゅうり栽培のポイントをまとめました。
ベランダでのプランター栽培では、2022年に64本、2023年105本(61本UP!)という結果。
初めて100本を超えたきゅうりの収穫ができたポイントとして
というのが挙げられます。
なんだ。普通のことじゃん!
と思うかもしれませんが、しっかりとできないと100本以上の収穫はできなかったと思います。
畑が無くても100本以上ベランダで収穫できれば、家庭では十分だと思います^^
ぜひ家庭菜園できゅうりをたくさん作って食べてみて欲しいですね。
LifeNagiブログでは、他にも家庭菜園についての記事を投稿しています。
1度使った土を再生させた場合と新品の土を使ってどちらが多く収穫できるか計測した記事はこちら。
本記事でも紹介したリキダスについて詳しく紹介した記事はこちら。
ミニトマトとバジルを組み合わせて手軽に美味しいミニトマト栽培をした記事はこちら。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
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