プランター菜園で土を再利用したいわ。
キエーロで土を再生できるという話があるみたいだけど。
再生した土を使って野菜って育てられるかな?
実際に使ってみた感想を知りたいな。
プランター栽培で使っていた土を再生させて利用するのは本当にできるでしょうか?
本記事では、キエーロの考え方を元に土を再利用させて、その土を使って野菜栽培に利用した結果をご紹介します。
キエーロとは、土に含まれる微生物によって生ゴミを分解する生ごみ処理機です。
微生物によって分解された栄養素は土に還ります。
つまり、微生物によって土を栄養たっぷりの豊かな土にすることができます。
もっとキエーロについて知りたい方は『【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!』をご覧くださいね。
微生物によって分解した生ごみは、野菜くず、油、果物の皮などです。
本当に家庭菜園で使える土になの?
野菜づくりでも大丈夫?
と不安でした。
でも実際に再生紙た土を使ってみると水はけもよく、野菜の成長もスゴイ!
これはぜひ家庭菜園をしている方におすすめしたいと思いました^^
本記事の結論を先にお伝えすると
となります。
生ごみで本当に土が豊かになるのか心配でしたが、本当に栄養がたっぷりの土にできました。
生ごみが減って家庭菜園にも使える。
家庭菜園されている方にはピッタリな方法だと思いますので、良かったら本記事をご覧くださいね^^
【土を再利用】本当に良い土になったのか?
プランター菜園で使った土に野菜くずや油などを入れて再生した土。
初めて再生した土を使うので増し土として葉ねぎ栽培で使ってみました^^
その結果はこちらの画像で、こんなに青々とした葉ねぎを栽培・収穫できました!
収穫した量は、なんと約600gと大量です!
冬越しした野菜だけど、それにしても立派な葉ねぎだな!
本当にいい感じに育ってくれたよ。
再生した土は水はけがよく栄養がたっぷりみたい!
再生した土を使ってこれだけ立派に育ったのなら、野菜くずなどの栄養が土に蓄えられた結果と言えそう。
今回は増し土として使いましたが、この結果からきゅうりやミニトマトの夏野菜栽培に再生した土で栽培できそうです^^
ベランダでのプランター菜園だと土を毎回購入するわけにもいかないので、土を再生させられたのは本当に良かったです。
今度は、野菜栽培で使うすべての土を再生した土にして栽培したらどのように育つのかを試していきます。
【土を再利用】再利用する際の注意するべきポイントとは
土を再生させると言っても、再生途中の土では栽培する野菜に悪影響があります。
特にキエーロのように生ごみを微生物に分解させる場合、分解途中ではガスや熱が発生し野菜の根を痛めてしまいます。
そこで、プランター菜園で土を再生させるためのポイントをまとめると以下の通りです。
- 生ごみをしっかり土に混ぜる
- 生ごみに米ぬかを一握り入れる
- しっかり生ごみが分解された土を使う
それぞれについて詳しく紹介しますね^^
生ごみをしっかり土に混ぜる
土の含まれる微生物によって生ごみを分解するため、生ごみと土がしっかり混ざっている必要があります。
ちょっとした作業ですが、しっかり生ごみと土が混ざるようにスコップを使って混ぜましょう。
この時に、土の中に空気を含ませるように混ぜると微生物の活動が良いように感じました。
生ごみに米ぬかを一握り入れる
生ごみを入れてから米ぬかを振りかけます。
米ぬかに生ごみを分解する効果はないですが、微生物のエサになるため微生物が寄ってきたり、増えたりすることを助けます。
すると、生ごみにも微生物が寄りやすくなり分解速度も速くなります。
米ぬかにも栄養があり、窒素・リン酸・カリだけでなく、ミネラルも含まれているため肥料として申し分ありません。
窒素 | リン酸 | カリ | カルシウム | マグネシウム |
1.18% | 2.1% | 1.3% | 0.012% | 0.7% |
米ぬかにはリン酸が多く含まれているので、実を収穫するミニトマトやきゅうりなどの野菜にはピッタリな栄養素と言えます。
他にも花を咲かせる草花にも効果的なので、どの植物にもメリットがあります。
注意するのは、米ぬかは栄養が豊富ゆえに虫も寄り付きます。
虫が寄り付かないようにするため、必ず乾いた土で覆うようにします。
詳細は『【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!』をご覧ください。
米ぬかは使い方に注意すれば栄養たっぷりの資材なのね!
しっかり生ごみが分解された土を使う
意外と忘れがちなのが、しっかり生ごみが分解されているか確認し忘れること。
先に紹介したように、生ごみが完全に分解されていない未熟な土では、分解する際に発生するガスや熱によって植物の根が傷みます。
そのため、再生された土を利用する2週間ほど前には生ごみの投入を止めます。
時期や投入する生ごみにもよりますが、春から秋なら2週間ほどあれば分解されます。
冬の場合は分解まで1か月程度見る必要があるので、冬は格段に分解速度が落ちますね。
ちゃんと分解されたものを使わないと逆に野菜にダメージがあるんだね。
玉ねぎの皮や、ニンジンなどの根菜類、レモンやグレープフルーツの皮などは分解が遅いので、基本的には土に混ぜない方が良いかと思います。
どんなものが分解しやすい/分解しにくいのか『【生ゴミが減る!】家庭菜園の残渣や生ごみはキエーロで堆肥に!』をご覧ください。
パッと見て分解しやすそうなものでも苦手だったり、思わぬものが分解しやすかったりします。
図に分かりやすくまとまっているから、分かりやすいな!
【土を再利用】再生した土に向かない状況とは
基本的には再生した土を使うとコスパ良く家庭菜園を楽しめます。
しかし、どんなときにも使えるわけではなく、再生した土を使わない方がいい場合もあります。
再生した土使わない方がいい場合をまとめると
- 生ごみを投入してから使うまで期間が短い場合
- 種まき培土として使う場合
となります。
それぞれについて詳しく紹介しますね。
生ごみを投入してから使うまで期間が短い場合
先に紹介したように、生ごみを分解する際には熱やガスが発生します。
そこで、完全に分解が終わらないときに野菜を植え付けてしまうと、ガスや熱の影響で最悪の場合枯れることがあります。
枯れなくとも、野菜の成長が遅く中々大きく育たないということもあります。
生ごみがどのくらいの期間で分解されるのか観察するのが1番良いですが、分からない場合は2週間を目安に考えるといいかもしれません。
再生した土はすぐに使うことはできないのね。
種まき培土として使う場合
再生した土は種まき培土に向かないと個人的に考えています。
理由として、種から発芽するときには植物は一番弱い状態なので病気になりやすいからです。
市販の種まき培養土はキチンと管理された土なので、病気を持っていることは考えにくい。
でも、再生した土には病気潜んでいる可能性があります。
再生した土に病気があるなら、大きくなった野菜に使うのもNGでは?
大きくなった野菜なら、多少の病気でも自浄作用から病気にかからないことがあります。
でも、種から発芽したばかりであったり、小さな苗の場合は病気に対する抵抗が弱く、その後の生長に大きな影響があります。
苗の段階で病気にかかっていれば遅くないうちに枯れてしまうので、病気にかかるリスクを下げるためにも市販の種まき培養土を使う方がいいと思います。
まとめ:キエーロで再生した土で野菜作り:本当に良い土になったのか?
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はキエーロで再生した土で野菜作りした感想と、本当に再生した土は使えるのか?という検証を行いました。
葉ねぎの増し土として使ってみたところ、青々とした葉ねぎを収穫できました^^
プランターで栽培しましたが、約600gと大量に収穫でき、再生した土に栄養が豊富に含まれていることが分かりました。
本記事をまとめると
となります。
再生した土が十分使えるものだとわかったので、今度は夏野菜の栽培で使う予定です。
再生した土を使う時のポイントとして以下の通りとなります。
- 生ごみをしっかり土に混ぜる
- 生ごみに米ぬかを一握り入れる
- しっかり生ごみが分解された土を使う
どんな時、どんなものにも再生した土が使えるのではなく、向かない状況とは
- 生ごみを投入してから使うまで期間が短い場合
- 種まき培土として使う場合
ということが分かりました。
LifeNagiブログでは、他にも家庭菜園の記事を投稿していますので、良かったらご覧くださいね^^
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
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