こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
冬の寒さは毎年厳しいですよね^^;
特に対策のしにくい玄関は意外と忘れがち。
玄関の寒さ対策をしっかりすれば、外の冷たい空気が家の中に入ってこなく、温かな室内を維持しやすくなります。
そこで今回は、玄関の寒さ対策を実施し、その結果どうなったかを紹介していきたいと思います。
- 玄関の寒さが気になる!
- 暖房費を下げたい!
- 玄関からの廊下を温かくしたい!
と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください^^
簡単に真似できるものになっていると思います。
本記事以外に玄関に専用シートを貼ることで冷気を遮断する方法もあります。その方法は『賃貸で対策!手軽にできる玄関の防寒対策はコレ!』で紹介していますので、良かったらご覧くださいね。

また窓からの寒さが気になるなら『【DIY】たわまない!高さ2mと大きい窓でも二重窓で光熱費を削減!』の記事がおすすめです。

- DIYで棚やキッチンテーブルを複数作成経験あり
- 原状復帰可能な方法を中心に紹介
- 手軽で生活の質が向上するものをDIYで作っていきます
【結論】寒い玄関の対策はコレ!簡単な解決方法とは

- 寒い玄関は扉に断熱材を張り付ける
- 断熱材はスタイロフォームがおすすめ
- 断熱材を貼るメリット
- 玄関が温かくなること
- 結露しなくなること
- スタイロフォームを玄関に張り付ける際の注意点
- 強力な両面テープを使うこと
- 見た目が気になるならリメイクシートを貼ろう
- スタイロフォームの特徴
- 優れた断熱性能
- 水を吸収しにくい
- 軽くて丈夫
玄関の寒さ対策は意外と簡単
今回私が導入する玄関の寒さ対策は、『断熱材を玄関の扉に張り付ける』といったものです。
完成品は以下のような画像になります^^

分かりにくいかもしれませんが、玄関の扉に断熱材を貼っています。
玄関は寒さだけ注目されがちですが、夏の暑い空気を家の中に入れないことも重要です。
そうするだけで夏と冬の光熱費がだいぶ違います。
今回私が使った断熱材は、ホームセンターなどで手に入れられるスタイロフォームという断熱材です。
非常に軽く、安く手に入り、加工も簡単なのでDIYで頼もしい素材です。
玄関の寒さ対策の効果
-150x150.webp)
玄関の寒さ対策は実際どんな感じなの?



断熱材を貼る前後では全然違うよ!
何より暖かくなったし、結露もなくなったね^^
-150x150.webp)
-150x150.webp)
-150x150.webp)
やることは単純だから簡単に真似できるわね
今回玄関の扉に断熱材を貼りましたが、その効果は以下のようになります。
- メリット
- 玄関が暖かくなった
- 結露がしなくなった
- デメリット
- 郵便受けが外れやすくなった
- 玄関のスペースが若干狭くなった
測定しているわけではないので実際にどの程度温かくなったのか分かりませんが、どれも体感したものになります。
それぞれについて詳しく紹介していきますね^^
玄関が温かくなった
私のアパートでは、玄関の近くに浴室がある間取りです。
これまでは、玄関が寒いとお風呂から出た時にヒヤッとしていました。
そして、体感ですがキッチンよりも玄関の方が温かく感じることもあり、断熱材って見た目以上に効果があるんだなと感じました。
結露がしなくなった
断熱材を貼る前は玄関の扉が結露するのは当たり前で、いつも濡れている状態でした。
その影響か、玄関に置いてる下駄箱の表面がフニャフニャになってしまいました^^;
断熱材を貼れてない部分は結露しているので、やはり断熱材の効果は大きいと思います^^
郵便受けが外れやすくなった


郵便受けですが、断熱材であるスタイロフォームにねじ止めする形になります。
図のようにある程度ちゃんと固定できますが、扉に直接ねじ止めするよりは外れやすくなります。
そのため、郵便受けを膝で押したり、蹴ってしまうと郵便受けが外れてしまうことがあるので注意が必要です。
玄関のスペースが若干狭くなった
スタイロフォームを扉に張り付けているため、断熱材の厚み分だけ玄関のスペースが狭くなってしまいます。
アパートのような狭い玄関の場合だと少し狭くなっただけで、結構狭い印象を持ってしまうかもしれません。
私が使ったスタイロフォームだと25mmの厚さなので、数字の上ではそれほど影響なさそうですが、意外と25mmは大きいんだなと感じます。
断熱材を貼る際に注意すること
-150x150.webp)
-150x150.webp)
-150x150.webp)
私も真似してみたいんだけど、注意することはあるかしら?



事前に知っておいた方がいいことは意外とあるよ。
実際に作業してみて分かったことをまとめてみるね!
玄関の扉に断熱材を貼る際に注意することを以下のようにまとめました。
- 断熱材を扉に貼り付けるにはマグネットが最適!
- 断熱材にマグネットを貼り付ける際には両面テープが必要!
- 見た目を気にするなら断熱材にリメイクシートを貼る!
それぞれの項目について紹介していきます。
断熱材を扉に張り付ける方法
試行錯誤した結果、断熱材であるスタイロフォームを扉に張り付ける最適な方法は、
となります。
実際にスタイロフォームにマグネットを張り付けた状態は下図のようになります。


この方法なら、スタイロフォームをしっかり固定することができます。
私の場合は、マグネットシートを4枚使用して固定させました^^
断熱材の固定には両面テープが必須
マグネットシートで断熱材であるスタイロフォームを固定しますが、両面テープが必須です。
マグネットシートの中には両面テープがすでに貼られているタイプがあります。
ですが、その両面テープの強度では
- 玄関の開け閉めに耐えられない
- 玄関の湿気で剥がれてくる
- 表面のザラザラしたスタイロフォーム自体に張り付きにくい
といったことから、キチンとマグネットシートを接着できません>_<
そのため、以下のような強力な両面テープを使ってマグネットシートとスタイロフォームを接着させましょう。
こちらの両面テープを使ったらしっかりと固定できたので大丈夫です。
見た目が気になるならリメイクシートを
-150x150.webp)
-150x150.webp)
-150x150.webp)
スタイロフォームって青色が濃くて玄関の雰囲気に合わないわね。
断熱効果が良いのは分かるけど…



そんな時はリメイクシートを貼れば好きな柄に変更できるよ
-150x150.webp)
-150x150.webp)
-150x150.webp)
自分好みの色や柄に変更できるなら、どんな玄関の雰囲気にも合いそうだな。
スタイロフォームは水色なので、玄関のイメージに合わない可能性があります。
もし見た目にこだわるならリメイクシートを貼ることをオススメします。
リメイクシートを貼る前と後は以下のようになります。




このように並べてみると、スタイロフォームの青色が意外と濃く、リメイクシートを貼ったほうが玄関の雰囲気に馴染んでいると思います^^
張り付けるリメイクシートを変えれば、自分好みの玄関にすることができるのでリメイクシートはおススメです。
もちろん、リメイクシートを貼る際にも両面テープを貼った方がしっかりと固定できます。
スタイロフォームは強力な両面テープでないと貼り付けられないので注意してください。
そもそもスタイロフォームって何?
-150x150.webp)
-150x150.webp)
-150x150.webp)
今回使ったスタイロフォームってそもそも何なんだ?



スタイロフォームは優れた断熱性能を持ちながら加工しやすい。
そして、20年経っても経年劣化が少ないんだ!
今回使ってみた断熱材であるスタイロフォームってそもそも何か?という疑問に答えていきたいと思います。※スタイロフォームの製造元であるデュポン・スタイロ株式会社のHPを参考にしています。
スタイロフォームの大きな特徴は以下のようになります。
- 優れた断熱性
- 水を吸収しにくい
- 軽くて丈夫
- 加工が簡単
- 経年劣化がしにくい
これらについて簡単に紹介していきますね^^
優れた断熱性能
また、温度を一定に保つことで冷暖房のエネルギー消費を抑える効果があるので光熱費を削減することが期待できます。
スタイロフォームの断熱性のは以下の図のようになります。


ロックウールとは、玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、キュポラや電気炉で1500~1600℃の高温で溶融するか、製鉄所の高炉から出た溶融スラグを電気炉で1500~1600℃の高温で溶融して、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維のこと。
ロックウール断熱材としての特徴は、火に強く、火災時の延焼や類焼防止効果がある。また、ロックウールは撥水性はあるが水蒸気に弱く、結露した場合は、断熱性・吸音性が低下するという特性がある。
ちなみにロックウールを直訳すると「石綿」となるので、アスベストと混同されるがまったくの別物である。
ロックウールの意味・解説|SUUMO(スーモ)住宅用語大辞典より
住宅では一般的な断熱材のロックウールや、ガラスウールよりも断熱性のが高く、使いやすい素材です。
後程紹介しますが、スタイロフォームの寿命は非常に高く、経年劣化の心配があまりしなくてよいのも特徴です。
水を吸収しにくい
水中に浸漬しても膨潤したり、軟化、変形、変質することがありません。
ちなみに、21日間水中浸漬した後の吸水率の比較をした結果も公開されています。


この結果を見ると、ロックウールやグラスウールは、繊維内に水が浸入し耐水性能は期待できません。
一方でスタイロフォームは、他の樹脂系の断熱材と比べても圧倒的に吸水せず、断熱性能を保つことができます。
軽くて丈夫
スタイロフォームは、水の重さの約1/30の軽さでありながら圧縮強さに優れ、きわめて丈夫です。
集合住宅などの断熱構造の床スラブにも安心して使えます。


1立方メートルあたりの重さ
- スタイロフォームIB: 27(kg/m³)
- スタイロフォームB2: 28(kg/m³)
- スタイロエース-Ⅱ: 30(kg/m³)
加工が簡単
重たいものは固定できませんが、軽いものならねじや釘で固定することも可能です。
私の場合は、玄関の扉についてる郵便受けをねじで固定しています。
割としっかりつくので、足で蹴り飛ばすことが無ければおそらく大丈夫です。


経年劣化がしにくい
デュポン・スタイロ株式会社公式HPでは、施工20年後のスタイロフォームの熱伝導率を測定しています。
詳細は公式HPをご確認いただきたいですが、結果だけお伝えすると、ある程度経年劣化していますが、性能が大きく低下することはありませんでした。
下図のように6か所のスタイロフォームを調査した結果が示されていました。


1~6の熱伝導率の測定結果は以下の通りで、平均すると0.0369と元々0.022なので0.0149しか性能が劣化しないという驚異的な結果でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|
0.0381 | 0.0365 | 0.0368 | 0.0388 | 0.0346 | 0.0367 |
20年経過しての熱伝導率が0.0149しか劣化しないとは、素晴らしい長寿命の断熱材ですね^^
家庭で使う分には申し分ない性能だと思います。
まとめ:寒い玄関の対策はコレ!簡単な解決方法とは


最後までご覧頂きありがとうございます。
今回は玄関の寒さ対策として断熱材であるスタイロフォームを扉に張り付ける方法をご紹介しました。
実際にやってみると、スタイロフォームの加工やリメイクシートを貼る作業は大変ですが、その分温かい玄関にできました^^
結露もすることなく、サラサラな玄関となりました。
とは言え、断熱材貼った生活を3カ月以上していますが、特に問題にはなっていません。
そうでないと、マグネットシートで断熱材を固定することが難しく、玄関の開閉に影響が出ます。
スタイロフォームはとても加工しやすい素材ですので、DIYには最適なものだと思います。
本ブログではDIYでできる防寒対策を他にも紹介しています。
玄関に専用シートを貼るだけで冷気をシャットアウトする方法があり、賃貸でも利用できるので気軽に対策ができるのでおすすめです。




また、窓からの冷気が気になる。窓の寒さを何とかしたい!と思っている方はこちらがおすすめです。
1つ目の記事は、ポリカボネートを使って手軽に二重窓を作成しているもの。
2つ目の記事は、1つ目の記事の内容を改良して木材を使ってたわまない2重窓を作成しています。




それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント