こんにちは、なぎ(@lifenagi)です。
家庭菜園をされている方で困ることと言えば病害虫ですよね >_<
私もこちらの記事で紹介したようにいちご栽培するようになって、とても困っています。
中でもアブラムシに困っていて、退治しても湧いてくる状況です。>_<
対策を何もせずにいると最悪植物が枯れてしまうことがあります…
そこで今回は、私が色々と試して役に立った道具や、苗の育て方について紹介していきます。
この記事を読むことで、アブラムシ対策の殺虫殺菌スプレーは何を使えばいいのか、予防することはできるのかが分かりますので、最後までご覧いただけると嬉しいです。
【いちご栽培】アブラムシが発生した!どうすればいい?
アブラムシが発生してしまったら、駆除する以外に方法はありません。
自然にいなくなる可能性はほとんど無いと思います。
その駆除方法ですが
- 物理的にこすって取る
- 殺虫殺菌剤を使って対峙する(天然/化学由来の農薬を使用する)
- 自然に身を任せる
の3種類に分けられます。
こすって取る方法
最も確実で早いのがこすって取る方法です。
ゴム手袋をした手でこすってもいいですし、耳かき棒を使ってこすってもいいです。
注意点として力を入れすぎないことです。
力を入れすぎて葉や茎を痛めてしまっては、元も子もありません。
ただ、この方法は生理的にイヤだと感じる方もいるでしょう。
その場合は次の方法で対処します。
殺虫殺菌剤(農薬)を使って撃退する方法
2つ目の方法として殺虫殺菌剤(農薬)を使って撃退することです。
プランター栽培など範囲が小さい場合は、市販されているスプレータイプの農薬を購入するのがおすすめです。
露地栽培されてる方は散布する範囲が広いと思いますので、濃縮液を購入し、自分で希釈して散布する方法がおすすめです。
そこまで広くないよ、という方はスプレータイプを試してみて、足りないようなら濃縮液を利用する方法に変えるのも手だと思います。
自然に身を任せる方法
3つ目の方法として、何もせず自然に身を任せます。
この方法は、薬剤を使いたくない方がされている方法です。
基本的にアブラムシは、何もしないとドンドン増えていきます。
最悪、植物が枯れることもあります。
でも、増えたアブラムシを狙ってアブラムシを食べる虫が集まってくれることもあります。
その代表的なのが、てんとう虫です。
てんとう虫は、幼虫から成虫になってもアブラムシを食べてくれる強力な助っ人です!
どのくらい食べるかというと
1日に、テントウムシの幼虫はアブラムシを20匹ぐらい、成虫では100匹ぐらい食べます。
たとえば「アブラムシだらけ」のヨモギには、約2000匹ぐらいのアブラムシがいます。ちょうど幼虫6匹が成虫になるまでの2週間分のアブラムシです
農山漁村文化協会 テントウムシの上手な飼い方
というくらい、てんとう虫はアブラムシを大量に食べてくれます。
てんとう虫など、アブラムシを食べる虫が集まれば手でこすって取ったり、薬剤を使って駆除する必要もなくなりますね。
【いちご栽培】アブラムシに効く殺虫殺菌剤って何?
ホームセンターに行くと様々な殺虫殺菌剤(農薬)が販売されています。
殺虫殺菌剤(農薬)はどれもいちごに使えるわけではなく、使える植物が指定されています。
私が使っているものは化学由来のもの(ベニカグリーンVスプレー)と天然由来のもの(ベニカマイルドスプレー)の2種類です。
ベニカグリーンVスプレー
化学由来の殺虫殺菌剤として利用しているのは、住友化学園芸さんのベニカグリーンVスプレーです。
こちらは、非常に強力な殺虫殺菌スプレーなっているためいちごの使用限度回数は3回です。
そのかわり、収穫前日まで利用できる優れものです。
使ってみた感想として、非常に早く効果が表れるなという印象です。
朝にベニカグリーンVスプレーをいちごに散布して、次の日の朝にはアブラムシがほぼ全滅しています。
それだけ強い薬剤なので、散布する際には眼鏡やマスク、手袋をして行うことをおすすめします。
このベニカグリーンVスプレーの影響か分かりませんが、散布して次の日に口の中が荒れてしまいました >_<
ベニカマイルドスプレー
食品由来の成分で作られたベニカマイルドスプレーは、ベニカグリーンVスプレーとは違い使用回数がありません。
そのため、回数にとらわれず何度も使用できる殺虫殺菌剤です。
薬剤の成分でアブラムシを撃退するわけではなく、アブラムシを包み込んで窒息させて撃退するようです。
アブラムシに散布して使用しますが、薬剤が滴れ落ちるくらいビチャビチャにかけます。
そのような散布を3~4日程度繰り返すとアブラムシを撃退できました。
【いちご栽培】アブラムシの予防について
そもそもアブラムシを発生させなければ、アブラムシに悩むこともありません。
アブラムシ予防として薬剤を散布する方法と、アルミシートを敷く方法があります。
薬剤を散布する方法は
- 植物の表面に薬剤を塗布しておき、アブラムシが寄らないようにすること
- アブラムシに取りつかれても大丈夫なように薬剤成分を植物に吸収させる方法
の2つがあります。
また、アブラムシは太陽の光を苦手とする習性がありますので、植物の株元、葉で陰になる部分にアルミホイルや園芸用のアルミシートを敷くのも手です。
薬剤を散布する方法
コチラの方法はあまりおすすめしませんが、先に紹介したベニカグリーンVスプレーを事前に散布する方法です。
事前に散布するのでアブラムシを予防することができます。
ベニカグリーンVスプレーは強力な薬剤ですので、アブラムシ以外にハダニ類、うどんこ病も同時に予防することができます。
しかし、即効性のある薬剤ですので長期間持続することができないため、予防にはあまり向かないと個人的には思います。
薬剤成分を植物に吸収させる方法
私のおすすめはコチラの方法です。
ベニカXガード粒剤を株元にまくだけで、殺虫成分のクロアニジンが根から吸収させて葉の隅々までいきわたり植物全体を守ることができます(浸透移行性と言う)。
効果は1か月(アブラムシの場合)続くので、発生の予防にはおすすめです。
またアブラムシ以外に、いちごをされている方はうどんこ病にも効果的なのが嬉しい所^^
こちらの画像は公式HPから引用ですが、うどんこ病に悩まされている方にもおすすめできる予防薬剤だと思います。
このベニカXガード粒剤は草花だけでなく、なすやきゅうり、トマトなど多くの野菜にも利用することができ、いちごにも使えます。
対応できる病害虫はこのようになっています。
- 対応害虫
- アブラムシ、コナジラミ、アオムシ
- コガネムシの幼虫、ハモグリバエ
- 対応病気
- うどんこ病、灰色かび病、黒星病
いちごは1度のみの利用ですが、トマトやキュウリ、なすなどは3回程度利用できるようです。
アルミホイル/アルミシートを敷く
アブラムシを予防するためにアルミホイル/アルミシートを敷いて、葉の裏側に日光が当たるようにします。
アブラムシの習性として、日当たりが悪い所、風通しの悪い所を好みます。
特に葉が多く重なり合う状況ではアブラムシが発生しやすいです。
その場合には葉を間引きしたり、地面にアルミホイル/アルミシートを敷いて日光を反射させて葉の裏側まで日の光を届かせるのは効果的です。
私もアブラムシが大量に発生するようになってから、アルミホイルを敷いて葉の裏側まで日の光を届かせるように工夫しました。
いちご栽培について記事にしたものはコチラになりますので、よかったらご覧ください。
合わせて、先に紹介したベニカマイルドスプレーを使ったダブルの駆除対策を行って、ほとんどのアブラムシを撃退しました!
【知っておきたい!】いちご栽培でのアブラムシ対策 まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は家庭菜園では避けては通れないアブラムシの対策についてご紹介しました。
具体的には
という方法があり、薬剤を使うならベニカグリーンVスプレーや、ベニカマイルドスプレーを利用するのをおすすめします。
即効性重視ならベニカグリーンVスプレーを、食品成分由来の安全性を重視するならベニカマイルドスプレーを利用するのが良いと思います。
またアブラムシを予防する方法としては
があります。
おすすめは、薬剤成分を植物に吸収させる方法で、株元にベニカXガード粒剤をまくだけで1か月持続します。
薬剤を使いたくないのなら、アルミホイル/アルミシートを敷く方法も効果的です。
今回ご紹介したものの一覧を最後にまとめていますので、興味がある方はご覧ください。
他の記事も気になる方は、イチゴ栽培のことを記載したこちらの記事をどうぞ。
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
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