美味しいミニトマトを育てたいわ。
何度か育てたことあるけど、風味をよくしたいわ。
たくさん収穫したいけど、もっと美味しいミニトマトを作りたいな。
手軽にできることならいいんだけど。
ミニトマトをもっと美味しく育てたい!
そんな疑問に手軽に対処できる方法をご紹介します。
それは、コンパニオンプランツを活用する栽培方法です。
この栽培方法は、ミニトマトと一緒にコンパニオンプランツを栽培して、ミニトマトの風味を良くする栽培方法です。
また、ミニトマトにつく虫対策、病気対策にもコンパニオンプランツは効果的です。
そもそもコンパニオンプランツとは、互いに助け合って生育する相性の良い植物同士のことを言います。
バジルや、ネギ、ニラ、マリーゴールド、落花生などといったものと混植することでミニトマトに良い効果をもたらします。
そこで、実際にバジルと混植した様子を交えながら、ミニトマトのコンパニオンプランツを紹介していきます。
本記事のポイントを最初にお伝えすると以下の通りとなります。
詳しい説明もありますので良かったら最後までご覧くださいね。
ミニトマト×バジルのコンパニオンプランツ
2023年5月、ミニトマトのコンパニオンプランツとして有名なバジルを混植してみました。
実際に混色した様子をこちらの動画にまとめていますので、良かったらご覧くださいね。
バジルとミニトマトを混色する理由は、バジルがミニトマトに良い効果を持つと言われているからです。
- バジルの独特な香りでアブラムシなどの害虫避け
- ミニトマトが甘くなる!
といった効果があると言われています。
バジルには独特の香りがあり、その香りがアブラムシやコバエ、コナジラミなどへの忌避効果が期待できます。
ただし、アオムシなど柔らかい葉を好む虫は忌避効果はあまりないようです。
そして、バジルの効果に期待するのは、何と言ってもトマトが甘くなりやすいこと。
トマトは原産が南米アンデス高地の乾燥している地域。
一方、バジルはインドなどの熱帯アジア地域で高温多湿が原産。
トマトはあまり水を必要としませんが、バジルは必要とします。
そこで、トマトとバジルを混色すればトマトにとって多い水分をバジルが吸収してくれます。
すると、水っぽいトマトではなく、しっかりとした味わいのある甘いトマトが作りやすくなります^^
トマトとバジルを混色しなくとも水分調整すれば甘いトマトが作れるわよね?
という疑問もあるかと思います。
プロ農家さんは、極力水を与えないであま~いトマトを作られますが、家庭菜園でそれだけの水分調整はとても難しい。
ちょっと水分調整を間違えて多く与えてしまうと、一気に水分量が多くなったトマトは割れてしまいます >_<
やろうと思えば大変な水分調整をバジルが勝手にやってくれる優れもの。
使わない手はないですよね。
コンパニオンプランツを使わずにミニトマトを甘く育てることもできます。
簡単なのは、甘くなりやすい品種を選ぶこと。
私の場合は、フルーツトマトとしても栽培できる『千果』という品種を栽培しています。
この千果をいっぱい収穫するために色んな栽培方法を試しました。
ベランダでもできる栽培方法で、コンパクトにまとめる『らせん仕立て』とたくさん収穫を目指す『放任栽培』。
どちらもベランダでできる栽培方法です。
詳しくは『【手軽でコスパ良し】ベランダで成功するミニトマトの育て方2選』をご覧くださいね。
他にもミニトマトに合うコンパニオンプランツとは
バジル以外にもミニトマトに合うコンパニオンプランツはたくさんあります。
一例を紹介すると
といったものもおすすめです。
ニラ
ニラはその独特な香りで害虫の忌避効果が期待できます。
また、ニラの根に共生する菌の働きによって土壌病害である萎凋病(いちょうびょう)を防ぐ効果が期待できると(財)微生物応用技術研究所によって発表されています。
トマト萎ちょう病の防除効果
発病程度と防除効果は調査圃場によって異なったが、すべての試験圃場で高い防除効果が認められた。
ネギ属植物や雑草との間・混作による作物病害の防除(2011)より
マリーゴールド
マリーゴールドには土壌に潜む「ネコブセンチュウ」を防除する効果があります。
トマトがネコブセンチュウの被害にあうと、根に小さなコブのようなものが現れる根こぶ病になり生育を阻害します。
その根こぶ病の元凶となるセンチュウをマリーゴールドが撃退してくれることがわかっています。
マリーゴールドは多犯性の内部寄生種に効果が高く、その効果はマリーゴールドの種(品種)およびセンチュウの種によって異なるが、多くのネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウで高い効果が認められている。
各種マリーゴールドの栽植によるネグサレセンチュウおよびネコブセンチュウの密度変化(1974)
落花生
マメ科の落花生の根につく根粒菌は、空気中の窒素を土の中に取り入れる事ができます。
つまり、窒素の肥料と同じような効果を根粒菌がもたらしてくれます。
また落花生は地を這うように育つため、天然のマルチの役目も担います。
直射日光が土に当たらないので、特に暑い夏場では保湿効果が期待でき、水切れを防ぎます。
さらに、余分な水分は落花生が吸収してくれますので、水分調整もバッチリです。
レモンバーム
レモンバームには、ハチを寄せ付け受粉が期待できます。
レモンバームの花の香はハチを寄せ付ける効果があるだけでなく、カメムシの忌避効果も期待できます。
思いの外、横に広がるため地植えするよりはプランターで植え付けした方が管理が楽になります。
また、小さいお子様がいらっしゃる家庭では、ミツバチに刺される可能性もありますので注意が必要です。
実際育ててみてどうだった?
私が実際にミニトマトとバジルの混植をやってみて実際にどうだったのか。
混植して1か月程度経ちますが、虫が付きにくい/良く生長しているという自覚は無いです。
去年も同じ品種のミニトマトを栽培しましたが、その時も虫にやられた事は無かったです。
ただ、虫対策としてニームオイルをかけていたために害虫が来なかった可能性もあります。
詳細は『【家庭菜園】ミニトマトときゅうりの成長記録【2022年5月編】』をご覧ください。
まだまだ植付して1か月経っていたいため混植の効果は実感できませんが、今後ミニトマトが大きくなり風通しが悪くなった際に効いてくることも考えられます。
特に、収穫したミニトマトの味がどんな風になるのか気になります。
収穫しましたらその結果をお伝えしたいと思います。
まとめ:ミニトマト×コンパニオンプランツで美味しさ倍増!手軽に楽しむ家庭菜園
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、ミニトマトのコンパニオンプランツであるバジルを一緒に植え付けました。
コンパニオンプランツと一緒に植えることで
- 害虫から守ることができる
- ミニトマトの風味が良くなり美味しくなる
といったことが期待できます。
今回はバジルと共に植え付けをしましたが、ミニトマトのコンパニオンプランツとして
- ニラ
- マリーゴールド
- 落花生
- レモンバーム
といったものもあります。
もしよかったら、ミニトマト栽培にコンパニオンプランツを植えて、美味しいミニトマトを育ててみませんか。
LifeNagiブログでは、家庭菜園について多くの記事を投稿していますので、良かったらほかの記事もご覧ください。
>>【ベランダ菜園】ミニトマトを放任栽培したら大量収穫できた!
>>【手軽でコスパ良し】ベランダで成功するミニトマトの育て方2選
それでは、なぎ(@lifenagi)でした。
コメント
コンパニオンプランツの効果が実感できるのはある程度成長してからなのですね。収穫したミニトマトを食べると一番分かるかもしれませんね。ワクワクしますよね☺️💕今回も素敵な情報をありがとう御座いました!
いつもご覧いただきありがとうございます^^
コンパニオンプランツの効果は、今回調べるまで分からなかったのでとても勉強になりました。
実際にミニトマトを食べてみて、どれほど違いがあるのか/無いのか分かりましたら記事にしますね。